観光庁は11月18日、7~9月期の「旅行・観光消費動向調査(1次速報)」を公表した。日本人による国内旅行消費額は8兆536億円となり、前年比9.0%増となった。
内訳は宿泊旅行が6兆7,303億円で前年比11.0%増、日帰り旅行が1兆3,234億円で0.1%増となった。
同期間の国内延べ旅行者数は1億6,136万人で、前年比4.6%増だった。宿泊旅行者数は9,036万人(5.4%増)、日帰り旅行者数は7,100万人(3.7%増)だった。
1人1回当たりの旅行支出(旅行単価)は全体で49,912円となり、前年比4.2%増だった。宿泊旅行では74,485円(5.3%増)、日帰り旅行では18,639円(3.4%減)で、宿泊旅行の単価上昇が目立った。
月別に旅行消費額・宿泊旅行者数を見ると7月が前年比15.4%増・19・7%増、8月10.4%増・12・7%増、9月1.6%増・1・0%増と、猛暑に係わらず7、8月の旅行需要が全体を押し上げた。