Airbnb Japan(エアビーアンドビー、田邉泰之代表)は11月19日(水)、東京都内でAirbnbにおいてホストへの新規参入や、ホスティングビジネスの拡大を目指す人を対象に「Airbnb Partners ホストEXPO」を開いた。民泊の基礎的な集客や運営の方法のほか、トレンドを紹介することで、開業や売上の増加を支援していく試みだ。
同イベントは昨年、初めて開催され、2回目となる今回は約1300人が集まった。
基調講演1では、Airbnb Japanホームシェアリング統轄事業本部の森厚雄本部長が登壇し、サービスの概要と最新情報について説明した。
森部長はホストが事業者から個人まで幅広く存在していることを紹介。2025年の上半期には、全国1718の市町村のうち、1307でAirbnbを通じた宿泊があった。森部長は「さまざまな地域への需要がある」とし、このうち長野県飯田市について、「2024年はコロナ禍前の18年と比較して、宿泊者数が2.8倍、ホストの収入は約7倍となった」とAirbnbの成長を紹介した。
ホストに対しては、集客や運営スキルの向上をはかるための地域コミュニティが全国に存在しており、地場の企業などと一緒に地域発展も目指している。ホストの利便性を向上させるため近日中に、民泊物件の運営管理や地域コミュニティのイベントをまとめるウェブサイトをオープンする予定だ。
最後に「さまざまなホストが集まっているので、この場を活用し、つながりを築いてほしい」と呼び掛けた。
その後の基調講演2では、定年退職後に民泊物件を運営する佐野正さん、事業者として山梨県・河口湖を中心に21の民泊物件を経営する田辺大地さん、東京都内において副業でホスティングを行うぽんこつ鳩子さんの3人が登壇。開業から現在に至る経緯をはじめ、ホームシェアリングのホストとゲスト、地域にとっての価値などをそれぞれの立場から語り合った。
※メインビジュアルは、森厚雄部長。
情報提供 旅行新聞新社(https://www.ryoko-net.co.jp/?p=158977)