東京都交通局は4月16日、東京さくらトラム(都電荒川線)の8501号車のリニューアルを完了し、運行を開始する。JR九州「ななつ星in九州」などで知られるデザイナーの水戸岡鋭治さんが手がけ、かつての都電を彷彿とさせる山吹色の外装と木のぬくもりあふれる内装が特徴だ。クラウドファンディングで全国の都電ファンから支援を受けて実現した車両で、地域に根差した路線としての魅力向上と沿線活性化を目指す。
35年にわたり親しまれてきた車両が新たな姿に
8501号車は35年にわたり地域に愛されてきた車両だ。今回のリニューアルにあたって東京都交通局はクラウドファンディングを実施し、全国の都電ファンから広く支援を募った。
デザインを担当したのは、ドーンデザイン研究所の水戸岡鋭治さん。観光列車のデザインで知られる水戸岡さんの手により、車体は懐かしの山吹色を纏った新たな姿へと生まれ変わった。
木のぬくもりあふれる内装が特徴
車内には木材がふんだんに使われており、床・壁・天井・ベンチ・カウンターロールブラインドはすべて木製だ。床には寄木が採用され、杉材の組子越しに車両前方を見渡せる開放的な空間となっている。
天井照明や換気口のデザインも一新された。またイベント開催時には飲食できるテーブルをセットでき、観光利用など多様な楽しみ方にも対応する。
全国のファンとのつながりを大切に走り続ける
東京都交通局では、クラウドファンディングを通じて生まれた全国の都電ファンとのつながりを大切にしながら本車両を運行していく。
日々の通勤利用から観光目的まで、誰もが楽しめる「楽しい都電」として、沿線のさらなる魅力発信と地域活性化に取り組んでいく。