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JTB、業界横断型「ジョブフェア」初開催 “1業界1社”で採用の質を革新

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JTBは5月10日、業界横断型の新卒採用イベント「ジョブフェア」を東京・丸の内の東京国際フォーラムで初開催する。金融、製薬、総合商社、人材など各業界を代表する企業が一堂に会し、「1業界1社限定」という独自コンセプトのもと、学生と企業の新たなマッチング機会を創出する。

対象は2028年4月以降入社予定の学生で、JTBグループをはじめ、丸紅、みずほフィナンシャルグループ、富士通グループ、サイバーエージェントなど計13社が参加する予定だ。

採用長期化・情報過多の課題に対応

近年の新卒採用市場では、企業の採用活動期間が平均8~10か月に長期化し、学生側もエントリー数の増加や情報過多により意思決定が難しくなっている。

こうした課題に対し、JTBはMICE運営のノウハウを活用し、効率性と質を両立したマッチング機会を提供。単なる合同説明会ではなく、各業界のリーディング企業が本音で語り合う場として設計することで、深い相互理解を促す。

パネル・対話・データ活用で“質の高い出会い”を創出

本イベントの特徴は大きく3点にある。まず、業界横断型のパネルディスカッションでは、異業種企業が登壇し、イノベーションやビジネスモデルなどをテーマに議論。単一企業では得られない視点を学生に提供する。次に、少人数制の対話プログラムを導入し、社員や内定者との双方向コミュニケーションを重視。リアルな働き方や企業文化を深く理解できる機会を設ける。さらに、参加学生の興味関心データを事前に企業へ共有することで、マッチング精度を高める仕組みを構築する。

CO₂ゼロMICEでサステナブル開催

イベントは、使用電力を再生可能エネルギーに置き換える「CO₂ゼロMICE®」として実施される。環境配慮型イベントとしての位置付けも強化し、JTBならではのサステナブルな取り組みを打ち出す。

採用市場に3つの変革を提示

JTBは本イベントを通じて、①新たな学生との接点創出、②ミスマッチの削減、③業界横断の情報共有促進の3点で採用市場に変革をもたらすとしている。

同社の大八木勢一常務執行役員(人事担当)は、「学生と企業双方にメリットのある共創イベント」と位置付け、「業界単位での深い理解を通じて新たなキャリアの気づきを提供したい」とコメント。企業側にとっても、単独では接点を持てない学生との出会い創出につながると強調した。

今後はシリーズ化・グローバル展開へ

今後は「1業界1社」のコンセプトを維持しつつ、開催回数の拡大やシリーズ化を検討。さらにオンラインとのハイブリッド開催や、多国籍学生の参加を視野に入れ、グローバルな採用プラットフォームへの進化を目指す。

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