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伊豆長岡温泉三養荘が「月見台」を復元、日本の観月文化を体験

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伊豆長岡温泉 三養荘は5月13日、新館に日本古来の「月見台」を復元し、日本庭園が織りなす四季の景色とともに月を眺める滞在体験の提供を始める。お茶会やジャズイベントなど季節ごとのプログラムを外来利用可能な形で用意し、国内外の旅行者に観月文化の魅力を発信する。

建築家・村野藤吾が設計した空間に復元

月見台を復元する三養荘の新館は、文化勲章受章者の建築家・村野藤吾さんが設計した建物だ。庭園と建築が調和する日本建築の美意識が随所に生かされており、開業当時は日本庭園を望む位置に月見台が設けられていたが、時代の変遷とともにその姿は失われていた。

今回、創業当時の設えと思想をもとに復元し、往時の趣を現代によみがえらせた。月と庭が織りなす静謐なひとときを楽しめる、唯一無二の空間として生まれ変わった。

四季を通じた体験プログラム

月見台では季節ごとに異なる体験プログラムを用意している。春は自然の音に耳を傾けながらのお茶会、夏は月夜とともに楽しむ音楽の夕べ、秋は名月を愛でる観月会、冬は星空の下でこたつバーと、四季を通じてそれぞれの楽しみ方を提案する。

外来利用も可能なプログラムとして、6月より立礼式のお茶振る舞いを不定期で開催する。時間は正午から午後2時、定員15人、参加費は2,500円だ。

また7月10日には月見台でのジャズナイトイベントを開催する。時間は午後5時30分から午後8時で、夕食とジャズ鑑賞がセットとなっている。参加費は消費税・サービス料込みで32,000円。雨天時は館内で実施する。

「プリンスシグニチャー体験」として全国展開

三養荘の「月見台」は、西武プリンスホテルズ&リゾーツが4月から順次展開している「プリンスシグニチャー体験」シリーズの一つとして発表された。各施設の"顔"となる象徴的な体験を提供することで、ホテル滞在そのものが旅の目的となるグローバルホテルチェーンの確立を目指す取り組みの一環だ。

三養荘は、旧三菱財閥の創始者・岩崎弥太郎さんの長男・久彌さんの別邸として建てられた施設で、歴史ある数寄屋造りの本館は有形文化財に登録されている。近代日本庭園の先駆者・小川治兵衛さんの手による約3,000坪の庭園を有し、今後も日本文化の美しさや魅力を伝える滞在体験の創出に取り組んでいく。

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