国土交通省関東地方整備局と東日本高速道路(NEXCO東日本)関東支社は11月22日、E51東関東自動車道水戸線(東関東道)の行方IC〜鉾田IC間を開通する。延長7.9キロの区間で、開通に先立ち開通式典・セレモニーを開催。潮来IC〜行方IC間についても引き続き整備を進める。
水戸市までの所要時間が約18分短縮
今回開通するのは、行方IC(行方市両宿)から鉾田IC(鉾田市秋山)までの7.9キロで、暫定2車線となる。開通により、行方市(行方市役所北浦庁舎)から茨城県の中心である水戸市(茨城県庁)までの所要時間が約18分短縮するなど、アクセス性の向上が期待される。今後、東関東道の開通が進めば、神栖市から水戸市までの所要時間も約32分短縮される見込みで、茨城県鹿行地域の交通利便性が向上し、周辺都市間の連携強化が図られる。
北関東・東北方面からの観光需要増に期待
開通は、鹿行地域の広域観光の活性化にもつながると期待される。茨城県の観光入込客数は約6割が県外からの観光客で、そのうち千葉県、埼玉県、東京都からの観光客が全体の約6割を占めている。
今回の開通により、北関東・東北方面から鹿行地域へのアクセス性が向上し、広域的な観光需要の増加が見込まれる。今後、東関東道の開通で他の高速道路とのネットワーク化が進めば、鹿行地域周辺の観光資源へのアクセス性が向上し、周遊機会の増加も期待される。
災害時の緊急輸送路としても機能
鹿行地域は、霞ヶ浦・北浦・利根川水系の低平な水郷地帯と鹿島灘沿岸を併せ持つため、洪水・津波の水害リスクを抱える地域だ。東関東道の開通により、同地域が被災した場合の水戸方面からの救援ルートの強化や、災害対策本部(茨城県庁)と重要港湾、空港、災害拠点病院などの防災拠点を接続する緊急輸送道路ネットワークの強化が期待される。
開通は11月22日午後3時。開通式典は行方市立北浦小学校(茨城県行方市内宿358-2)、セレモニーは東関東道行方IC内で行う。主催は国土交通省関東地方整備局、NEXCO東日本関東支社、茨城県、行方市、鉾田市。天候などにより式典内容や開通時間が変更となる場合があり、式典・セレモニーへの一般来場はできない。