Tripiaは、月額980円(税抜)から導入できるイベント向けAI案内サービス「Tripia Guide」を、9月19、20日に群馬県みなかみ町で開催された「みなかみみらいマルシェ2026」の公式案内ツールとして導入した。出店情報や会場マップをAIに学習させ、QRコードを掲示するだけで案内所を開設。人手不足に悩む地方の催事で、案内所の無人化と多言語対応を実現した。
「案内所の人手不足」と「多言語化」の壁に対応
全国の地域イベントやマルシェでは、訪日外国人や在留外国人の来場が増える一方、「英語以外の言語に対応できるスタッフがいない」「同じ質問への対応でスタッフが手一杯になる」「多言語パンフレットを作る予算がない」といった課題が顕在化している。
「Tripia Guide」は、主催者がすでに持っているパンフレットのPDFやWebサイトのURLを登録するだけで、最短即日で多言語AI案内所を開設できるサービスだ。小規模な地域イベントでも導入しやすい月額980円という価格と、来場者がアプリ不要で使える手軽さが特徴となる。
ベトナム語の質問にも即答、質問ログも可視化
JR水上駅から道の駅まで約1.5キロ、全11会場にブースが点在する同マルシェでは、案内板やチラシに案内QRコードを設置した。従来の紙のマップでは一覧から店名を探す必要があったが、AI案内では「ワッフルを食べたい」と質問するだけで、該当する店名・出店場所・日時を直接案内する。全質問ログの約半数が飲食や体験の場所探しに関するものだった。
外国人来場者からのベトナム語での問い合わせにも、AIが出店者情報から該当店舗を特定してベトナム語で回答し、現場スタッフの通訳負担をゼロに抑えた。また、「駐車場」「おむつ替えスペース」など来場者が現地で困った質問ログが可視化され、主催者は次回のパンフレットや看板の改善に活かせる。
マップとゲームで1.5キロの回遊を促進
Tripiaは、AI案内に加え、会場の全体像を把握する「デジタルマップ」と、歩く動機を生み出す位置当てゲーム「みなかみGuessr」を同時提供した。デジタルマップは現在地からの距離や会場の位置関係を直感的に把握でき、開催2日間で480ユーザーが利用し1,482回閲覧された。
風景写真を手掛かりに撮影場所を当てる「みなかみGuessr」は、メイン会場への滞留を防ぎ、裏路地や離れた会場への足運びを促す狙いがある。2日間で401回の回答があり、景品獲得条件に到達したユーザーは22人にのぼった。
イベント前の送客フェーズから支援
Tripiaは、当日の現地案内だけでなく、イベント前の認知・送客フェーズから支援を行っている。自社Webプラットフォーム上でイベント特設ページやモデルコースを公開し、9月1〜29日のイベント関連ページのPV数は前月同期の約4.7倍となる8万9,262PVを記録した。アクセスの85.8%が自然検索経由で、事前の関心喚起から当日の案内までシームレスな誘導を実現した。
Tripiaは2025年4月設立のトラベルテック企業で、AI案内「Tripia Guide」やAI旅行計画サービス「Tripia」などを展開している。イベント主催者や自治体、観光協会向けに7日間の無料トライアルを受け付けている。