品川駅に隣接し、東京モノレールとりんかい線の交差する運河のまち天王洲アイル(東京都品川区)は、水辺とアートの街、都会のオアシスとして位置付けられています。散策路にはベンチやテーブル、パラソルなどが整備されており、水辺でのんびりと過ごせます。緑豊かな美しい運河沿いのボードウォークで景色を眺めながら散策するだけでも楽しい時間です。
ボードウォークを見渡すと、読書を楽しむ人やノートパソコンで仕事をしている人、歓談している人、さまざまな光景が見られますが、皆がこの自然の豊かさを満喫している様子が伺えます。
現代アートを満喫
天王洲アイルには多くのアートスポットがあります。例えば、WHATミュージアムでは、現代アート作品をはじめ、建築模型、写真、映像、文学、インスタレーションの数々を鑑賞できます。TERRADA ART COMPLEXは、日本を代表するアートギャラリーが集積している国内最大級のギャラリーコンプレックスです。さらに、画材の専門店PIGMENT TOKYOでは、アートを描くワークショップを体験できます。他にも天王洲セントラルタワーアートホール、WHATカフェで、現代アート作品を鑑賞できます。また、天王洲のパブリックアートを電動車いすや電動キックボードで周る天王洲アートツアーも定期的に開催されています。高さ30mを超える巨大壁画をはじめ、数々の多彩な壁画や立体アート作品を巡り、それらはフォトスポットとして人気となっています。天王洲では、一日かけてアートを満喫することができます。
リゾート気分を満喫
天王洲アイルの特徴は、都心に位置しながら、リゾート地のような景観があることです。水と緑の自然豊かな街の光景は、都会のリゾート地として訪れる人に感動を与えます。特に、運河沿いのボードウォークは、癒やしの人気スポットです。そして、クラフトビールを醸造しているTYハーバーは、リゾート感あふれる空間を提供しているレストランです。運河を眺めながらのんびり過ごしたり、ビールを飲みながら食事を楽しんだりするのに最適な場所です。また、クルーズクラブ東京では、東京港クルーズを毎日就航しており、本格的な料理を味わいながら、東京港の美しい景色を満喫できます。
フライト前に天王洲アイルステイ
旅行者はフライト時間に遅れないように、旅の最終日は空港周辺で過ごすことが多いです。天王洲アイルから羽田空港は、モノレールで約15分と近く、フライトまでの待機時間を過ごすのに最適な場所です。水都東京を感じながら美しいウォーターフロントで、旅の終わりをリフレッシュできます。
モノレール天王洲アイル駅に隣接するサスティナブルスペース「アイルしながわ」では、文化観光拠点として、国内外の観光客に向けて、品川区をはじめ日本各地の物産マルシェやイベントが開催されています。旅の思い出作りにお土産や特産品などを購入するのもとても楽しい時間です。
フライトまでの時間に余裕がある方は、日本文化を継承する屋形船ショートクルーズや旧東海道品川宿へのショートトリップツアーも開催予定ですので、ぜひ参加をされてはいかがでしょうか。もっと時間に余裕のある方は、現代アートを存分に鑑賞することをお勧め致します。また、天王洲アイルには多彩な飲食店がありますので、新しい料理にもチャレンジしてみてください。滞在時間の短い方は、ボードウォークを散策した後、運河を眺めながらカフェでコーヒーや軽食を楽しむことも、フライト前にはとてもお勧めの過ごし方です。
天王洲アイルからのメッセージ
美しい景観、アート、食事、そして人々の温かさなど、さまざまな魅力が詰まった場所で、お勧めしたい観光スポットや体験がたくさんあります。旧東海道品川宿などの古都や歴史的な建造物を訪れることは、伝統文化や歴史を深く知るために大切なことです。また、新鮮な海の幸、野菜や果物、伝統的な料理やクリエイティブな料理を楽しむことも旅の醍醐味です。
天王洲でゆったりと過ごしながら、周辺地域の新たな発見や体験をご紹介することも天王洲アイルの使命としております。今後は、日本文化の素晴らしさを知ってもらい、体験してもらう観光コンテンツの開発を目指しています。日本各地の魅力をもっと深く探求し、旅の素晴らしい思い出作りのサポートを致します。天王洲アイルは、旅行者の案内役として皆様をお待ちしています。
寄稿者 三宅康之(みやけ・やすゆき) (一社)天王洲・キャナルサイド活性化協会 / 理事長