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国交省、都市景観大賞に虎ノ門ヒルズ・新虎通り地区を選出

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国土交通省などで構成する「都市景観の日」実行委員会は、良好な都市景観の形成に寄与した優れた地区や活動を表彰する2025年度「都市景観大賞」の受賞結果を発表した。(写真は虎ノ門ヒルズ)

都市空間部門の大賞(国土交通大臣賞)には「虎ノ門ヒルズ・新虎通り地区」(東京都港区)が選ばれ、景観まちづくり活動・教育部門の大賞(同賞)には「未来へつなぐ棚田の保全活動と交流による地域活性化」(群馬県沼田市)が選ばれた。

都市空間部門では、虎ノ門から新橋にかけての環状2号線沿いで進められた再開発事業が高く評価された。地下2階から地上1階までの三層吹き抜けの駅広場には自然光が差し込み、デッキ上には緑豊かな広場空間が設けられている。

特別賞には、江戸期からの景勝地を守り続けてきた「洗足池周辺地区」(東京都大田区)。優秀賞には「茨木市おにクル周辺地区」(大阪府茨木市)と「ハレまち通り・下石井公園周辺地区」(岡山県岡山市)の2地区が選ばれた。

一方、景観まちづくり活動・教育部門では、沼田市の「薄根地域ふるさと創生推進協議会」が中心となって進める棚田保全活動が大賞を受賞した。耕作放棄地だった石墨棚田を再生し、稲作やホタルの生息環境保全を通じて地域交流と次世代教育を実現。地元住民や企業、学校が連携し、棚田イルミネーションなど地域イベントを展開していることが評価された。

耕作放棄から復活した石墨棚田

特別賞には、埼玉県小川町の「和紙と絹で栄えた商都の景観を守り活かす」、静岡県浜松市の「川名ひよんどりの里~市民が育む歴史と風土に根ざした暮らしの景観~」、沖縄県那覇市・浦添市の「沖縄らしい風景づくりに係る人材育成事業」が選ばれた。

同賞は1991年度に創設され、毎年実施されている。2部門の審査委員長はそれぞれ法政大学特任教授の陣内秀信氏(都市空間部門)と東京学芸大学名誉教授の小澤紀美子氏(景観まちづくり活動・教育部門)が務めた。

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