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伊勢志摩観光コンベンション機構、富裕層インバウンド誘致を強化

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伊勢志摩観光コンベンション機構(三重県伊勢市)は、令和7年度の高付加価値旅行者向け事業として「iseshima connectプロジェクト」を立ち上げた。伊勢神宮、真珠、海女文化など伊勢志摩を象徴する観光資源を核に、新たな観光体験の開発や地域プレイヤーの育成、国内外への発信強化を図る。

伊勢志摩の歴史・自然・文化・人々の営みを一体的に再編集し、旅行者が地域の価値を深く体感できる仕組みを整える。地元自治体や企業、異業種との連携を重視し、観光を軸に地域経済の循環、雇用創出、人材育成を包括的に支援することで、持続可能な観光地づくりのモデルケースを目指す。

アンケートによると、訪日外国人のうち64%が「伊勢志摩をよく知らない」と回答する一方、再訪意向は85%と高く、満足理由には「静かな自然」「伝統的な街並み」「美しい景観」などが挙がった。伊勢神宮に関しては約8割が理解度不足と回答しており、事前情報発信の不足が課題として浮かび上がった。

伊勢志摩観光コンベンション機構の須﨑充博専務理事は、「観光客数を追うのではなく、地域経済に高い波及効果をもたらす富裕層をターゲットに据える」とし、「知的好奇心を持つ旅行者を誘致することが、地域文化の理解促進とオーバーツーリズム抑制につながる」と述べている。

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