文化庁は6月6日、世界遺産への登録を目指している「飛鳥・藤原の宮都」(奈良県)について、世界遺産委員会の諮問機関であるイコモス(国際記念物遺跡会議)が「記載」を勧告したと発表した。(画像は飛鳥宮跡=世界遺産「飛鳥・藤原」登録推進協議会HP)
世界遺産登録に向けた最高評価で、7月 19 日~29 日に韓国・釜山で開かれる第48回世界遺産委員会で正式登録される見通しとなった。
「飛鳥・藤原の宮都」は飛鳥宮跡や藤原宮跡、高松塚古墳、キトラ古墳など19件の文化遺産で構成される。日本初の本格的な都城である藤原京と、その成立過程を示す飛鳥地域の遺跡群を対象とする。
イコモスは、構成資産の選定や保存状態、管理体制などを高く評価し、世界遺産一覧表への記載を勧告した。
世界遺産登録の審査ではイコモスの勧告が重視される。近年は「記載」勧告を受けた案件の大半が世界遺産委員会で登録決定となっており、「飛鳥・藤原の宮都」も登録される可能性が極めて高い。
登録が実現すれば、日本の世界文化遺産としては2021年の北海道・北東北の縄文遺跡群 以来となり、日本の世界遺産は文化遺産21件、自然遺産5件の計26件となる見通しだ。