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東京山側DMCが地質学者体験開催 親子が大地の歴史学ぶ

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東京山側DMCは7月11日、東京都武蔵村山市で「武蔵村山ジオフィールドワーク」を開催した。親子が化石や地層、地形を観察し、地域の成り立ちや大地の歴史を学ぶ地質学者体験に取り組んだ。

地層や地形から大地の歴史を探る

同イベントでは、化石研究者でむさしの化石塾代表の福嶋徹氏と、「みちくさの達人サクちゃん」こと櫻澤裕樹氏を講師に迎えた。参加者は武蔵村山に残る地層や地形、隧道(ずいどう)を巡り、普段見慣れた風景の中に残る地球の歴史を観察した。

地層の色や重なり方、含まれる石や鉱物を手掛かりに、その場所がどのような環境で形成されたのかを考えた。専門家の解説を聞きながら、参加者は目の前の地層から疑問を見つけ、仮説を立てる地質学者の視点を体験した。

福嶋氏は、地層には火山活動や水の流れ、生き物が暮らしていた環境など、過去の地球の出来事が記録されていると説明した。

約158万年前の火山灰層を観察

フィールドワークでは、約158万年前に堆積したとされる火山灰層「SGOテフラ」も観察した。

SGOテフラには角閃石(かくせんせき)と呼ばれる黒い鉱物が多く含まれ、鉱物の特徴を調べることで、火山灰の由来となった火山を推定する手掛かりになるという。

火山灰は広範囲に降り積もるため、各地の地層の年代を比較する基準にもなっている。武蔵村山周辺の大地の歴史を読み解く上でも、重要な地層の一つとされる。

少人数で親子が観察と対話を深める

当日は、化石や鉱物に関心を持つ2家族6人が参加した。実験的な取り組みとして少人数で開催し、参加者は講師の解説を聞きながら、地層や鉱物をじっくり観察した。

子どもだけでなく保護者も熱心に観察し、疑問に感じたことをその場で講師に尋ねるなど、少人数ならではの対話を交えた学びの機会となった。

参加した保護者からは、「鉱物・化石好きな息子のために参加したが、夫も夢中になり、帰宅後も地図の等高線の話をしていた」「何度も訪れた場所だったが、新しい発見がたくさんあった」といった感想が寄せられた。

また、「アケボノゾウの発掘の話を聞き、ぜひ参加してみたいと思った」「魅力あふれるイベントだった。また参加したい」といった声も聞かれた。

地域産業の歴史も学ぶ

一行は、かつて軽便鉄道の運搬路として利用された隧道も訪れた。

多摩地域では道路や建設資材となる砂利の採取と運搬が盛んに行われ、地域の産業や暮らしを支えてきた。現在も残るトンネルや地形からは、大地の歴史だけでなく、人々が土地を利用してきた歩みもうかがえる。

東京山側みちくさ化石塾の取り組み

東京山側DMCは福嶋氏と連携し、「東京山側みちくさ化石塾」を開校している。化石の発掘や調査を通じて、化石や地層、地形などジオの視点から地域と地球の歴史を学ぶ取り組みを進めている。

過去の地球環境や地形の成り立ちを知ることは、地域への理解を深めるだけでなく、土地の特徴や災害の仕組みを考える防災教育にもつながるという。今回のフィールドワークも同塾の活動の一環として開催した。

8月に親子向け化石研究者体験を開催

東京山側みちくさ化石塾は8月9、16日、東京都国立市で親子向けプログラム「化石の探究からレプリカ作りまで!化石研究者体験」を開催する。

屋外での発掘が難しい夏季に、本物の化石を観察しながら古代生物や地球の歴史を学ぶ内容で、アンモナイトや三葉虫、サメの歯などのレプリカ制作にも取り組む。完成した作品は持ち帰れる。

対象は6~12歳の子どもと保護者で、中学生以上も希望に応じて参加できる。会場は東京都国立市のスペースコウヨウで、JR国立駅から徒歩4分。

東京山側DMCは今後も、季節に応じた屋外フィールドワークと室内プログラムを組み合わせ、子どもたちが地球の歴史を身近に感じ、自ら問いを持って学ぶ機会づくりを進めていく。

関連情報

化石の探究からレプリカ作りまで!化石研究者体験
https://www.gifte.jp/701RC00001aTQjS?utm_id=97760_v0_s00_e0_tv

投稿者
いんなみゆきえ:東京山側DMC 地域創生マチヅクリ事業部

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