国土交通省は7月24日、令和8年度の「水資源功績者」を決定した。北海道推薦の前平取町長・川上満氏をはじめ、水資源の開発・利用や水源の涵養、水環境保全などに顕著な功績があった1個人・5団体を表彰する。表彰式は8月4日、東京都千代田区の中央合同庁舎3号館で開催される。
水資源行政への功績を称え6者を表彰
今年度の受賞者は、個人1名、団体5団体。
個人では、北海道推薦の前平取町長・川上満氏が選ばれた。団体では、一本木沢ビオトープ協議会(青森県)、東京都立農業高等学校(東京都)、湘南里川づくりみんなの会(神奈川県)、笠野原土地改良区(鹿児島県)、特定非営利活動法人バイオマスワークあったらし会(鹿児島県)の5団体が受賞する。
地域に根差した水環境保全や普及啓発を評価
受賞者は、水資源行政の推進や環境教育、水源保全、河川環境の保全、農業用水の有効活用など、それぞれの地域で継続的な活動を展開してきた。
例えば、一本木沢ビオトープ協議会は20年以上にわたり地域住民や大学、行政、教育機関と連携し、ビオトープの保全活動や環境教育を推進。東京都立農業高等学校は調布市と連携し、湧水や水循環をテーマにした公開講座や環境フェアを通じて市民への普及啓発に取り組んできた。
また、湘南里川づくりみんなの会は流域住民と行政をつなぐフォーラムや河川清掃、自然観察会を継続的に実施。笠野原土地改良区は農業用利水ダムの事前放流や小水力発電などを通じて治水と水資源の有効利用に貢献し、NPO法人バイオマスワークあったらし会はダム湖を活用した環境学習や河川清掃、水質改善活動を展開している。
「水の日」「水の週間」の関連行事として実施
水資源功績者表彰は、「水の日」(8月1日)と「水の週間」(8月1~7日)の関連行事として1979(昭和54)年から実施されている制度で、水資源の開発や利用、水源涵養などに長年尽力した個人・団体の功績を顕彰している。
表彰式は8月4日午後2時から、東京都千代田区の中央合同庁舎3号館で開催される予定。報道機関は事前申し込みにより取材が可能で、申し込みは7月31日午後5時まで受け付ける。