全日空(ANA)とシンガポール航空は、このほどジョイントベンチャー(共同事業)契約を締結したと発表した。同契約は、ANAにとって、アジアの航空会社との初めての契約締結となる。
この契約により、効率的な路線計画、乗り継ぎ地での接続改善、運賃体系の一部共通化などが可能となり、旅程の選択肢が広がる。シンガポール航空及びANA搭乗時におけるマイル積算対象の予約クラスを拡大することで、両社のマイレージ会員の利便性も向上する。
日本=シンガポール路線において、2025年9月以降の搭乗便を対象に、5月から共同運賃を発売する。今後、両社は日本、シンガポール以外のジョイントベンチャー対象国(オーストラリア、インド、インドネシア、マレーシア)についても事業を順次拡大していく。