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ハワイ州観光局、「65歳からのハワイ」始動

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ハワイ州観光局は4月28日、都内でシニア層を対象とした新プロジェクト「65歳からのハワイ」発表会を開いた。俳優の寺島進さんが応援団長に就任し、年齢にとらわれない旅行スタイルを打ち出していく。

日本では人口の約3割が65歳以上で、その多くが日常生活に支障のないアクティブシニアとされる。旅行需要が回復する中、この層の海外旅行を後押しする狙いがある。

ハワイ州観光局の稲田正彦局長は、日本人のハワイ渡航者数について「2026年は約75万人規模を見込む」と説明。渡航者の平均年齢は2016年の42.9歳から2026年1月時点で47.1歳へと約5歳上昇しており、「シニア層やリピーターの比率が高まっている。今後は体験価値の訴求が重要になる」と述べた。

観光庁の根来恭子参事官は、2030年までにアウトバウンドを過去最高水準に引き上げる政府方針に触れ、「60代以上の出国率は男性6%、女性4%にとどまっており、伸びしろが大きい分野」と指摘。「官民連携でシニア層の海外旅行を後押ししたい」と語った。

日本旅行業協会(JATA)の酒井淳副会長(阪急交通社会長)は、「人口構成を踏まえればシニア世代の活性化は不可欠」と強調。「この世代は家族とのつながりを深めたいという意識が強く、旅行はその機会を生む。業界にとっても転機となる取り組み」と期待を示した。

応援団長の寺島進さんは、「60代は後半戦。ハワイで太陽のエネルギーをチャージしたい」と語り、「朝の散歩で光を浴びるのが健康法」と自身の楽しみ方も紹介。「人生の後半戦こそ、思い切って行動してほしい」と同世代に呼びかけた。

プロジェクトには旅行会社や航空会社、ホテルなど58の企業・団体が参画。マイルの活用や現地体験の充実を通じて、シニア層に向けた新たな旅の提案を進める。

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