西日本各地で20施設のグループホテルを展開するホテルニューアワジグループ(木下学社長、兵庫県洲本市)は、2027年1月に淡路島の東海岸と西海岸エリアそれぞれにラグジュアリーカテゴリーの新ホテル2施設を開業する。総事業費はグループ過去最大規模となる90億円程度を見込み、うち約26億4千万円は経済産業省の中堅・中小企業向け大規模成長投資補助金を活用する。
新たに開業するのは、同市小路谷の「洲本市古茂江海岸ホテルプロジェクト」と、南あわじ市松帆の「南あわじ市慶野松原ホテルプロジェクト」。
洲本市の新ホテルは、グループ最上級クラスに位置づけるラグジュアリーホテル。紀淡海峡を望む立地に、21室の温泉露天風呂付客室を持つ6階建ての建物を新築する。第1期工事として25年2月に開業した温泉露天風呂付ラグジュアリースイート4室と合わせ、計25室のホテルとしてグランドオープンする。客室は100平方メートル超のスイート仕様を中心とし、一部には温水プライベートプールやサウナを併設する。
淡路島の食材を生かした食体験を提供するオープンキッチンダイニングのほか、最上階には開放感抜群のルーフテラス付きゲストラウンジも備え、プライベート性と滞在価値を高める。平均客室単価は1泊30万円程度を想定。近郊からの三世代旅行需要に加え、神戸空港の国際化に伴い増加が見込まれる訪日外国人旅行者のうち、富裕層需要の取り込みを強化する。
一方、南あわじ市のホテルはグループ初のオールインクルーシブ型ホテルとして開発する。風光明媚な慶野松原に面した約1万3200平方メートルの敷地に、36室の客室を配置する3階建て宿泊棟、ダイニング・温泉大浴場棟、ヴィラタイプの客室2棟、ビーチサイドプールを設ける。

飲食や館内施設利用料を宿泊費に含む滞在スタイルを採用し、淡路島産食材をふんだんに使用した料理やドリンクを、チェックインからチェックアウトまでシーンに応じて提供する。標準的な客室の広さは約50平方メートルで、ゆとりあるリゾートステイを演出する。平均客室単価は1泊約9万円弱を見込む。
館内には、うずしお温泉「霑(てん)の湯」を引いた温泉大浴場に加え、サウナやフィットネスジムなどを整備。約2・5キロにわたって続く白砂青松の浜辺では、潮風を感じながらのウォーキングやランニングも楽しめるなど、心身を整えるウェルネス体験を打ち出す。さらに伝統産業や農漁業と連携した体験プログラムも展開し、長期滞在の需要喚起をはかる。
情報提供:旅行新聞新社(https://www.ryoko-net.co.jp/)