ニューヨーク市観光会議局はこのほど、観光関連の最新情報を公表した。FIFAワールドカップ2026の開催都市として世界中から注目を集めるなか、ホテル開業や空港再開発、文化施設の拡充など観光インフラへの投資が進んでいる。
宿泊分野では2026年に入り、マンハッタンで「Kimpton Ashbel New York-Park Avenue」「Kimpton Era Midtown New York」「voco Times Square-Broadway」が相次いで開業した。5月には1331室を擁する「Row Hotel」が大規模改装を終えて営業を再開。今後もタイムズスクエア地区やクイーンズ地区で新規ホテルの開業が予定されている。
また、ニューヨーク市内には中価格帯ホテルが約3万9000室あり、平均客室単価は215ドル。昨年の販売客室数は910万泊に達した。観光会議局は、多様な旅行者層の誘客と受入体制の強化を進め、ワールドカップ後も持続的な観光需要の獲得を目指している。
交通インフラの整備も進む。ジョン・F・ケネディ国際空港(JFK)では大規模再開発が進行中で、ターミナル6やターミナル1の整備を進めている。ニューアーク・リバティ国際空港では新エアトレインの建設計画が進行しており、都市圏全体で受入能力の向上を図る。地下鉄やバスでは非接触決済システム「OMNY」の本格導入が進み、旅行者の利便性向上につなげる。
文化施設の整備も活発だ。展示面積を約2倍に拡張した「New Museum」が3月にリニューアルオープンしたほか、7月には没入型アート施設「Balloon Museum」の米国初となる旗艦施設も開業する予定だ。
公式サイトでは無料または手頃な価格で楽しめる観光情報を拡充した。市内には無料または任意料金で入場できる文化施設・観光施設が115カ所以上あるという。