東京観光財団(TCVB)は、高付加価値旅行者に対応できる通訳ガイドの育成を目的とした「高付加価値旅行者向け通訳ガイド育成研修」の第1回受講生の募集を開始した。
東京都に登録する全国通訳案内士を対象に、ガイディングスキルの向上と高付加価値旅行市場で活躍できる人材の育成を目指す。
研修は9月1日から3日までの3日間実施し、定員は20人。応募者多数の場合は参加要件を満たした人の中から抽選で選考する。応募期間は7月17日正午までで、受講料は無料。
応募対象は、東京都登録の全国通訳案内士で、高付加価値旅行者のガイド経験が2回以上あり、今後も同分野でのガイド業務を積極的に増やす意向を持つ人など。全プログラムへの参加が条件となる。
初日は座学で、高付加価値旅行市場の最新動向やDMC(デスティネーション・マネジメント・カンパニー)の役割、高付加価値旅行者向けのストーリーテリングなどを学ぶほか、受講者による事例発表や講師との座談会を実施する。
2日目と3日目には、「ものづくり」と「神楽坂」の2コースに分かれ、工房やホテルなどを巡る視察研修も行う。
高付加価値旅行は、日本政府観光局が「国際航空券代を除く訪日1回当たりの旅行消費額が100万円以上で、地域の伝統・文化や自然に触れ、自身の知識を深め、インスピレーションを得ることを重視する旅行」と定義している。
東京観光財団は、こうした旅行者に対応できる通訳ガイドの育成を通じ、東京都内の観光消費額拡大につなげたい考えだ。第2回研修は2027年1月26日から28日に実施する。