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七賢の酒蔵が営む一棟貸し文化屋敷「宿場 esoto」が山梨・白州に開業

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地域文化に根ざした宿泊事業を手がけるLOOOFは7月15日、1750年創業の日本酒ブランド「七賢」を醸す山梨銘醸が営む一日一組限定・一棟貸しの文化屋敷「宿場 esoto(エソト)」の公式サイトを公開した。同施設は山梨県北杜市白州町台ヶ原に6月1日に開業しており、甲斐駒ヶ岳の伏流水と七賢の酒、白州の食と文化が交差する特別な滞在を提供する。

明治期の文化屋敷を一棟まるごと貸し切り

宿場 esotoは、明治40年頃の建築とされる文化屋敷を改修した施設で、最大4人まで宿泊できる。居間、宿泊者専用ダイニング、寝室、和室、ラウンジ、前庭、中庭、そして敷地内の蔵を改修した蔵風呂まで、一棟をまるごとひと組で使える。

LOOOFは、七賢が受け継いできた酒造りの精神と台ヶ原宿の歴史的文脈を読み解き、事業コンセプトの策定から建築設計、内装、施工監修までを一貫して手がけた。蔵風呂は石の意匠と清らかな水のコントラストが感じられる浴室で、七賢の酒造りを支える白州の水に身を沈める健やかなひとときを届ける。

水源地・酒蔵・地域を巡る3つの体験

滞在をより深めるため、3種類の体験を用意する。「水源地ツアー」は甲斐駒ヶ岳の懐に湧く七賢の水源地と酒米の田んぼを訪ねる。「蔵元ツアー」では明治天皇が一夜を過ごした「行在所」に加え、通常は非公開の酒蔵と古酒蔵を宿泊者限定で案内する。「地域ツアー」は和菓子店や地場農園の収穫体験、南アルプスのトレッキングなど、白州ならではのものづくりに触れる時間を提案する。

夕食は宿泊者専用ダイニングで、地元食材と七賢の銘酒を、明治以降の骨董品を中心に用いた器とともに味わうペアリングディナーを提供する。

台ヶ原宿の記憶を未来へ

宿泊プランはカジュアル・スタンダード・プレミアムの3種類。中心となるスタンダードプランは1泊2食付きで1人7万8,000円からとなる。チェックインは午後3時、チェックアウトは午前11時。

七賢を醸す山梨銘醸は、1750年に初代・北原伊兵衛が信州高遠から白州へ移り住み、甲斐駒ヶ岳の花崗岩層に磨かれた伏流水を用いた酒造りを始めた。宿場 esotoは、台ヶ原宿という土地の記憶を未来へ手渡し、地域の再生にもつなげる新たな滞在のかたちを目指している。

山梨県北杜市白州町台ヶ原2291に位置し、中央自動車道長坂ICから車で約15分。

投稿者:西川 佳克(にしかわ・よしかつ)TMS記者 / 株式会社東京山側DMC

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