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京王電鉄、CVCからKiviaq・Faciloに出資 沿線の医療利便性と不動産DXを強化

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京王電鉄は9月17日、CVCファンド「京王れーるファンド」から、医療アクセス支援を手掛けるKiviaq(キビヤック)と、不動産コミュニケーションクラウドを提供するFacilo(ファシロ)の2社に出資したと発表した。沿線での処方薬配送や不動産取引のデジタル化を通じ、生活利便性と顧客体験の向上につなげる。

「京王れーるファンド」は、スタートアップとの共創を加速するため、2026年2月に設立した80億円規模のCVCファンド。出資先との事業連携による戦略的な成果と、企業成長による財務リターンの両立を目指す。

処方薬を「必要な時に手軽に」

Kiviaqは、オンラインで処方せんを受け付け、調剤した薬を配送する「ダークストア型薬局」を展開するスタートアップ。移動が難しい人や忙しい人でも薬を受け取りやすい環境づくりを進めている。

京王グループではすでに京王運輸がKiviaqと連携し、中野区、杉並区、練馬区の一部、世田谷区の一部で処方薬の当日配送サービスを提供している。平日は午後3時まで、土日祝日は正午までに服薬指導を終えた場合、午後9時までの配送に対応する。

今回の出資を通じ、京王電鉄は沿線で「必要な薬が、必要なタイミングで、手軽に届く」環境の構築をさらに進める。

Faciloと不動産取引のDX推進

Faciloは、不動産取引のプロセスをクラウド上で一元化・可視化する不動産コミュニケーションクラウド「Facilo」を開発・提供している。顧客と不動産仲介会社のやり取りをデジタル化し、営業担当者の業務効率化と利用者の体験向上を支援する。

京王電鉄はFaciloとの連携を通じ、不動産仲介業務の価値を高めるとともに、住み替えなどを検討する顧客にとって使いやすいサービスづくりを進める。

80億円ファンドで沿線サービスを拡充

京王電鉄は2022年度から、スタートアップなど外部企業との共創によるオープンイノベーションを進めてきた。VCファンドやスタートアップへの出資に加え、2026年2月には「京王れーるファンド」を立ち上げ、共創型の事業開発を強化している。

今回の2社への出資では、鉄道そのものではなく、医療や住まいといった沿線生活に関わるサービスを対象とした。京王電鉄は今後もCVCを活用し、事業部門の課題解決と沿線価値の向上につながる新たなサービスの創出を進める。

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