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みちのく潮風トレイル 自治体越えチーム形成へ

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4月15日、気仙沼市内で「みちのく潮風トレイル1000キロみんなで集まる会」の次回開催に向けた実行委員が力強く発足・キックオフした。岩手県大船渡市と陸前高田市、宮城県気仙沼市と南三陸町の関係者が集まり、来年1月23日と24日の開催成功に向けた連携を本格化した。会場には、トレイルと地域を盛り上げたいという想いを持つ各地のプレイヤーが集まった。実行委員長は気仙沼市で本吉タクシーを経営され、ハイカーさんをおもてなし大切にされてきた、小野寺弘敏さんが務める。自治体の枠を越えた協働体制が形づくられ、広域での受け入れ環境の整備や機運醸成について意見が交わされた。

キックオフの様子

初開催の熱量が次回開催へとつながる

今回の動きのきっかけとなったのは、1月に大船渡市で初開催された同イベントだ。綾姫ホールと大船渡温泉を会場に実施され、2日間で延べ約240人が参加した。地域全体でハイカーを迎え入れる姿勢や、トレイルに対する熱量が参加者の共感を呼び、大きな反響を生んだ。気仙沼市もトレイルのルート上に位置していることから、ハイカーサポート店の拡充や市民の関心向上に取り組む機運が高まっていた。その流れの中で、気仙沼市が第2回の開催地として手を挙げ、地域間でバトンをつなぐ形での開催が決まった。

国境を越えるトレイルが生む新たな連携

みちのく潮風トレイルは、青森から福島までをつなぐ長距離ルートであり、その広がり自体が大きな魅力となっている。実行委員メンバーが共通して語るのは、このトレイルを単なる「道」としてではなく、人と人、地域と地域をつなぐプラットフォームとして捉える視点だ。自治体ごとの取り組みを越え、一つのチームとして連携することで、広域で地域を盛り上げる新たなモデルケースとしての可能性を見据えている。

三陸を歩く体験がもたらす価値

三陸沿岸を歩く体験は、豊かな自然だけでなく、地域に暮らす人々との交流を生み出す。初めて歩く人も、何度も訪れている人も、それぞれの視点で新たな発見を得られる点がトレイルの魅力だ。地域が一体となってハイカーを迎え入れる取り組みは、観光の枠を超えた関係人口の創出にもつながる動きとして注目される。

寄稿者 熊谷綾(くまがい・あや)気仙沼DMC KNEWS

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