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JATA水野運営役員が国土交通大臣表彰 団体参拝旅行とDXで業界発展に貢献

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日本旅行業協会(JATA)の運営役員で、ビーエス観光代表取締役の水野剛氏が、「令和8年観光関係功労者国土交通大臣表彰」を受賞した。受賞は2026年4月20日付。

同表彰は、観光関連事業に長年従事し、顕著な功績を挙げた経営者や従業員を顕彰するもの。本年度は旅行業関係11名、ホテル業関係13名、旅館業関係3名の計27名が受賞した。

寺院参拝旅行の専門モデルを確立

水野氏は1987年にビーエス観光に入社し、2010年に代表取締役に就任。寺院・檀信徒を対象とした団体参拝旅行に特化し、住職とともに団体を形成し、企画担当者自らが添乗する独自モデルを構築してきた。この事業は平日需要の創出にもつながり、観光関連事業者の閑散期対策としても機能している点が評価された。

インド専門旅行と新規事業で市場を開拓

1988年にはインド旅行専門ブランド「アショカツアーズ」を立ち上げ、個人旅行需要の拡大を背景に売上を約10年で5倍に成長させた。インド旅行専門店としての地位確立に加え、現地経済や雇用創出にも寄与した点も受賞理由として挙げられている。

さらに2021年にはオンライン講話や寺院支援を行う「ご縁ネットワーク」を開始し、旅行以外の収益基盤を構築。2023年からは寺院ネットワークを活用したインバウンド事業にも着手し、坐禅や精進料理など日本文化体験の提供を進めている。

DX推進と働き方改革で経営基盤を強化

経営面ではクラウドシステム導入によるDXを推進し、経営判断の迅速化と透明化を実現。年間約4,000時間の時間外労働削減を達成するなど、業務効率化と働き方改革にも取り組んできた。

また育児休暇後の個別勤務制度など、多様な働き方への対応も進めている。

JATA活動でも業界全体に貢献

水野氏は2014年からJATA運営役員を務め、経営フォーラムのオンライン化・無料化を推進。参加者数を約9倍の2,700人規模へ拡大するなど、業界全体の知見共有と底上げにも貢献してきた。

「寺院ネットワークを生かし観光立国に貢献」

受賞にあたり水野氏は、「この受賞は関係者の支えによるもの」と謝意を示したうえで、「寺院ネットワークを活用したインバウンド事業を通じ、日本文化の魅力発信と観光立国の実現に貢献していきたい」と今後の意欲を語った。

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