国土交通省港湾局は6月12日、国際機関におけるガイドライン策定などを通じて、日本の港湾技術の国際展開に貢献した技術者を表彰する「国土交通省港湾局長表彰(国際貢献活動)」の初受賞者2名を決定したと。表彰式は8月6日に開催する。
同表彰は、国際機関のガイドラインや技術基準への日本の港湾技術の反映を促進し、港湾インフラシステムの海外展開を戦略的に進めることを目的に新設されたもの。今回が初めての表彰となる。
五洋建設・熊谷氏とオリエンタルコンサルタンツグローバル・中西氏が受賞
受賞者は、五洋建設の熊谷隆宏氏と、オリエンタルコンサルタンツグローバルの中西雅時氏の2名。
熊谷氏は、国際航路協会(PIANC)のワーキンググループ「軟弱地盤上の防波堤の設計と施工」に約7年間委員として参加。レポート作成のコーディネーターを務め、日本の優れた防波堤の軟弱地盤対策に関する設計手法や施工技術を国際的に発信したことが評価された。
一方、中西氏はPIANCのワーキンググループ「コンテナターミナル舗装の設計、維持管理、および持続可能性」に約4年間参加。レポート執筆に加え、国際会議などで日本のODA事業で培われた課題解決手法を紹介し、日本の港湾技術の発信に貢献した。
日本の港湾技術を国際ルールへ反映
国交省港湾局では、港湾整備や維持管理、防波堤設計などの分野で日本が蓄積してきた技術やノウハウを、国際ガイドラインや技術基準へ反映させることが、今後のインフラ海外展開において重要になると位置付けている。
今回の表彰制度創設も、国際機関の活動に参画する技術者を後押しし、日本の港湾技術の国際的なプレゼンス向上につなげる狙いがある。
表彰式は8月6日に開催
表彰式は8月6日午後2時から、東京都千代田区の中央合同庁舎3号館にある港湾局長室で実施される予定。
国交省は、本表彰を通じて「国際機関のガイドラインへの本邦港湾技術の反映を図り、我が国の港湾インフラシステムの海外展開を戦略的に進める」としている。