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中学生制作のスタンプでトレイル応援

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気仙沼DMC KNEWSは5月17日、みちのく潮風トレイルのサポート店として、ハイカー向けのスタンプポイント登録を始めた。スタンプ制作は気仙沼市内の中学1年生・村野漣さんが担当し、内湾エリアの風景をモチーフにしたオリジナルデザインを完成させた。KNEWSは、ハイカーを応援するだけでなく、子どもたちも一緒に地域づくりへ関わる場を目指している。

デザインを考える様子

気仙沼の風景を刻んだオリジナルスタンプ

みちのく潮風トレイルは、東北の太平洋沿岸を歩いて巡るロングトレイルとして国内外のハイカーから注目を集めている。気仙沼市でも、トレイルをより多くの人に知ってもらおうと、サポート店の拡大や認知向上に力を入れているところだ。その中でKNEWSは、新たにみちのく潮風トレイルサポーターズへ登録し、ハイカーが旅の記録として押せるスタンプポイントの設置を決めた。スタンプのデザイン制作を依頼したのが、現在中学1年生の村野漣さんだ。デザインには、気仙沼内湾から見える二重橋や港町らしい景色を取り入れた。気仙沼らしさが伝わる構図を村野さん自身が考え、消しゴムを彫って制作した。

小学生とは思えない技術と集中力

初めて村野さんの作品を見たのは、KNEWSで取り扱う作家作品に押されていたロゴスタンプだった。消しゴムを彫って作ったと聞き、小学生による作品とは思えない完成度に驚いたという。細かな線やバランスだけでなく、スタンプ全体から感じられる手仕事ならではの温かさにも強く引かれた。村野さんの母親によると、その才能は学校の校長先生が見つけたことがきっかけだったという。制作中は強い集中力で彫り続け、納得できなければ何度も修正を重ねる。細部まで妥協しない姿勢に、熊谷さんも“プロ意識”を感じたと話す。

細かい作業の集中を切らすことなく進める様子

子どもも一緒につくるまちへ

KNEWSの熊谷夫婦は、今回サポート店へ登録した理由について、ハイカーを応援したい気持ちと同時に、「子どもも一緒になって大人とまちをつくることを大切にしたい」という思いがあったと話す。1人の男の子が作った消しゴムスタンプを目当てに、各地や海外から訪れたハイカーが気仙沼へ立ち寄る。そんな光景を想像するとワクワクすると語った。気仙沼を歩く旅の途中、地域の景色と想いが詰まったスタンプを押しに、KNEWSへ立ち寄ってみるのも楽しみ方のひとつになりそうだ。

寄稿者 熊谷綾(くまがい・あや)気仙沼DMC KNEWS

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