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JTB、産後ケア体験ギフト事業に参入 子育て支援を後押し

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JTBは7月8日、産後ケア体験ギフト「BecomeMommy(ビカムマミー)」の提供を開始した。産後ケア施設や派遣型託児シッターサービスを利用できる体験をギフト化し、母親の心理的・経済的・身体的な負担を軽減することで、「産後ケアが当たり前の世の中」の実現を目指す。

少子化が進む一方、日本では産後うつの疑いがある母親が約10人に1人いるとされる。しかし、全国の産後ケア施設の利用率は10.9%にとどまり、費用負担や赤ちゃん連れでの外出の難しさ、「自分だけの時間を持つことへの罪悪感」などが利用を妨げる要因となっている。

こうした課題を受け、JTBは社内の未来創造部会から生まれた新規事業として「BecomeMommy」を事業化した。子育て経験のある社員の実体験をもとに企画され、産後ケアを「贅沢」ではなく「贈り物」として届けることで、利用への心理的なハードルを下げることを目指す。

サービスは、企業や家族、友人などが体験ギフトを購入し、母親が産後ケア施設や派遣型託児シッターサービスを利用する仕組み。ギフトを受け取った利用者は、専用サイトから希望する施設やサービスを選択して予約できる。対象施設は首都圏をはじめ、大阪、京都、福岡など全国へ順次拡大する予定だ。

また、利用者には「育児はひとりで抱えず、誰かを頼って良い」というメッセージを込めたオリジナル絵本も贈呈。心身のリフレッシュだけでなく、育児に前向きになれるきっかけづくりも支援する。

2025年5月から2026年3月にかけて実施した実証では、「自分のためだけに時間を気にせず食事ができて、お風呂にもゆっくり入れた」「周りを頼ることを前向きに考えられるようになった」といった声が寄せられたほか、企業からも福利厚生としての有効性を評価する意見が集まった。

現在は14社が事業に参画しており、JTBは今後、企業への導入や販売チャネルを拡大するとともに、全国で提携施設を増やしながら、子育てを社会全体で支える文化の醸成を目指す。日本の産後ケア市場は約1,328億円規模と推計されており、同社は市場活性化と、母親が安心して子育てできる社会づくりに貢献していく。

「BecomeMommy」公式サイト https://www.become-mommy.com/

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