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人口約500人の飛騨・宮川町で夏祭り 発信者らが「こいこい花火」を応援

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岐阜県飛騨市宮川町のNatureMIYAGAWAは8月15日、地域で25年以上受け継がれてきた「こいこい花火」を盛り上げる「NatureMIYAGAWA夏祭り」を開催する。人口約500人の地域に、全国で活動するインフルエンサーや経営者、アーティストらが集結。関係する発信者の総フォロワー数は100万人を超え、SNSによる情報発信や子どもの社会体験、エンターテインメントを組み合わせ、地域内外の人がともにつくる夏祭りを目指す。

住民の手で25年以上続く「こいこい花火」

「こいこい花火」は1990年代に町民有志が始めた花火大会。行政補助に頼らず、地域住民が資金集めから会場設営までを手掛け、2001年から本格的な夏祭りとして現在まで受け継いできた。地域住民にとって、世代を超えて人が集まる機会となっている一方、小規模な地域イベントは、その魅力が地域外まで十分に知られないことも少なくない。

今回のNatureMIYAGAWA夏祭りでは、地域外から訪れる人を単なる観光客として迎えるのではなく、それぞれが持つ発信力や経験、表現力を持ち寄り、地域住民とともに祭りを盛り上げる。SNSを通じて多くの人へ情報を届ける発信者が実際に宮川町を訪れ、地域や花火大会を体験して発信することで、これまで地域との接点がなかった人にも宮川町を知ってもらうきっかけをつくる。

総フォロワー100万人超、インフルエンサーやアーティストが参加

イベントの運営には、SNSマーケティング事業などを手掛ける株式会社SAKIYOMI創業者で、THE JAPAN Holdings代表の石川侑輝氏が参加する。

空間プロデュースには、長野県を拠点に旅や観光情報をSNSで発信する「タビビヨリ」の玉井里香氏が協力。さらに、世界大会での優勝経験を持つダンサーの野島良太氏によるパフォーマンスも予定している。活動地域や専門分野の異なるメンバーが宮川町に集まり、それぞれのネットワークや発信力を生かして花火大会と地域の魅力を県内外へ届ける。

石川氏は、SNSを通じて情報を届ける力が大きくなるほど、その力を何のために使うのかが重要になると説明。地方には魅力がないのではなく、まだ知られていない場所や文化が数多くあるとして、発信力を地域を知ってもらうためにも活用したいとの考えを示した。

また、今回参加する発信者やクリエイターが主役になるのではなく、長年花火を守ってきた地域住民の取り組みに力を加えることで、「宮川町に行ってみたい」と感じる人を増やしたいと語っている。

子どもたちが「ちびっこ出店者」に

夏祭りでは、子どもたちが商品を販売する「ちびっこ出店者」企画も実施する。子ども自身が会場を歩いて商品を販売し、来場者と会話しながら代金を受け取ることで、学校生活とは異なる環境で商売やコミュニケーションを体験する機会を提供する。

このほか、ノンアルコールのシャンパンタワー、水遊び、すいか割り、わたあめ、水鉄砲、フライングディスク、手持ち花火など、子どもや家族が参加できる体験を用意する。

イベントは午後4時にスタートし、午後4時30分から子どもたちによるノンアルコールのシャンパンタワー、午後6時からすいか割り、午後7時から野島氏のダンスパフォーマンスを予定。午後8時から「こいこい花火」を観賞する。自然に囲まれたNatureMIYAGAWAを会場に、花火を見るだけでなく、夕方から夜まで家族で滞在しながら楽しめる夏祭りとして展開する。

一日のイベントから、再訪につながるきっかけへ

主催者側では、大規模な観光地やイベントだけでなく、小さな地域にも、その土地ならではの文化や人、景観がある一方、存在自体を知られなければ訪問のきっかけが生まれないと考えている。今回参加するインフルエンサーやクリエイターが、それぞれのSNSを通じて宮川町やイベントの様子を発信することで、新たな層との接点を生み出す。

一日の夏祭りで完結させるのではなく、イベントをきっかけに「初めて宮川町を知った」「別の季節にも訪れてみたい」と感じてもらい、翌年の再訪や旅行、口コミなどへつながる関係づくりを目指す。

石川氏は、今回の取り組みについて、地域外から訪れた人が翌年も足を運んだり、別の季節に再訪したり、周囲に町の魅力を伝えたりする小さなつながりが積み重なることで、一日のお祭り以上の意味が生まれると期待を寄せている。

「NatureMIYAGAWA夏祭り」は8月15日、岐阜県飛騨市宮川町西忍のNatureMIYAGAWAで開催する。荒天の場合は16日に実施する予定。

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