国土交通省は9月1~30日、2026年度(第70回)「船員労働安全衛生月間」を実施する。船員の死傷災害や疾病の防止を目的に、全国で訪船指導や船員災害防止大会、講演会・講習会、無料健康相談などを展開する。今年度のスローガンは「その一歩 見守る家族 待つ笑顔」。
今年で70回目
船員労働安全衛生月間は、安全衛生に対する意識の向上や、船舶所有者・船員による自主的な安全衛生活動を促進するため、毎年9月に実施している。1957年度から始まり、今年度で70回目となる。
重点事項には、作業時の死傷災害防止、海中転落・海難による死亡災害の防止、漁船における安全対策、船員の健康確保などを設定。ハラスメント防止やメンタルヘルス、ITを活用した健康管理、熱中症予防、高齢化を踏まえた災害・疾病対策などにも取り組む。
全国で講演会や訪船指導
期間中は、各地の港に停泊する船舶を対象に、労働安全や衛生面について訪船指導を実施する。船員災害防止大会では、安全衛生に関する講演や優良事業者への認定証授与、安全保護具の展示・説明などを行う。
全国各地では、生活習慣病の予防や救命救急、熱中症対策、メンタルヘルス、ハラスメント対策などをテーマにした講習・講演会も予定する。また、日本海員掖済会や船員保険会、医療機関などと連携し、船員を対象とした無料健康相談も実施する。
国交省は、水産庁や船員災害防止協会、地方自治体、船主団体、労働組合などと連携し、船員の安全確保と健康維持に向けた取り組みを全国で集中的に進める。