デルタ航空は、同社アプリに搭載するAIアシスト機能「デルタ・コンシェルジュ(Delta Concierge)」を、すべてのスカイマイル会員に提供開始した。フライトの運航状況確認や予約変更・キャンセル、預け入れ手荷物の追跡などをアプリ内のチャットで行える。アプリ自体は英語だが、デルタ・コンシェルジュは日本語にも対応する。
デルタ・コンシェルジュは、利用者の予約や会員情報などを参照し、旅行中の質問への回答や各種手続きを支援するAI搭載のデジタルアシスタント。同社は2025年10月、一部のスカイマイル会員を対象にベータ版の提供を開始し、利用状況や顧客からのフィードバックを踏まえて対象者と機能を順次拡大してきた。今回、ベータ版開始から1年を待たず全会員に開放した。
現在利用できる主な機能は、フライト状況の確認や再予約、旅程のキャンセル、払い戻しまたはeクレジットの請求、遅延などの運航変更時の代替便検索、預け入れ手荷物の追跡、マイル残高やメダリオン会員資格取得必要ドル(MQD)、eクレジットなどの会員口座情報の確認。キャンセルについては現時点で旅程全体のキャンセルに限られる。
特徴の一つが、利用者の直近の予約情報を踏まえて応答する点だ。利用者が予約便を改めて検索したり、旅程情報を入力したりすることなく、チャットを入口に必要な情報や手続きにアクセスできる。遅延などのイレギュラー発生時には、変更内容を説明した上で代替便を提示するなど、従来は有人窓口への問い合わせが生じやすかった場面でもセルフサービスの選択肢を広げる。
一方、デジタルだけで対応が完結しない場合には、必要に応じて適切なサポート窓口につなぐ。同社はAIを人的サービスの代替ではなく、従業員によるサービスを補完する位置付けとしている。デルタ・コンシェルジュは引き続き「ベータ版」として提供し、利用状況やフィードバックをもとに新機能を追加する方針だ。
情報提供 トラベルビジョン(https://www.travelvision.jp/)