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レプラカン歌劇団、本土寺に再降臨~結ばれた絆を「侍と花魁の舞踊ショー」~

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レプラカン歌劇団が、かつて、コロナ禍から回復を祈って舞った「本土寺」に再降臨した。8月21日(金)、境内の開山堂の特設ステージで、「侍と花魁の舞踊ショー」の初日公演が営まれた。お招きいただき、この彩り豊かな舞を体感してきた。

この舞踊ショーは、今回を含め12月まで8回公演を予定している。(公演日は、以下の通り)

9月10日(木)、11日(金)、18日(金)、10月15日(木)、16日(金)、

11月14日(土)、12月18日(金)(開催時刻は12:30~14:30)

AirbnbにてWEB予約ができ、料金は、一人当たり8,500円である。

レプラカン歌劇団は、1999年に結成された。和洋のエンターテインメントを融合させたレビューショーを演出してきた。2003年に和倉温泉の加賀屋が「雪月花歌劇団」を立ち上げると、そのトップとして2年出演することとなった。その後、コロナ禍においても旅館の方々と共生しながら、レプラカン歌劇団がショーを担当し、訪れるお客様からも人気を博したパフォーマンスを見せていた。しかし、一昨年元日の能登半島地震によって、その舞台は閉鎖を余儀なくされた。

そのため、東京竹芝「SHAKOBA」などにて、震災復興支援の特別公演などを行なってきた。その様子は、当誌上においても2回ほどレポートさせていただいている。併せて、お読みいただきたい。


『加賀屋、アサヒビール、JTBの3社、北陸復興支援で協業開始!~10月から~』

(2024年8月21日リリース)

『風化させず、全面復興を祈って
~和倉温泉「加賀屋」レプラカン歌劇団・特別公演、千秋楽を迎える~2024.12.09.』

(2024年12月13日リリース)

「三長三本」の日蓮宗の名刹~本土寺

さて、ショーが開催される本土寺(ほんどじ)は、千葉県松戸市平賀字長谷にある日蓮宗の本山だ。山号は字(あざ)からとった長谷山である。

東京池上「長栄山本門寺(ほんもんじ)」、鎌倉「長興山妙本寺(みょうほんじ)」とともに「朗門の三長三本(さんちょうさんぼん)」と称される。「朗門」とは日蓮の弟子日朗の門流という意味。そして、「三長三本」とは、山号寺号に「長」「本」の字を含む日蓮宗の聖地である。

近年、茶室も整備され、境内には千本の楓や五千株の花菖蒲、一万株の紫陽花と四季折々の花が彩りを添えている。特に約半世紀前より「あじさい寺」として関東近郊あじさいの名所として親しまれてきた。

赤と碧のコントラストが素晴らしい日蓮宗の名刹「本土寺」
赤と碧のコントラストが素晴らしい日蓮宗の名刹「本土寺」

そもそも、ここは地元の土豪・平賀忠晴の屋敷跡と伝えられる。後に日蓮を支援した千葉氏家臣曽谷教信が法華堂を建立。また、1269年に日蓮に帰依した蔭山土佐守が「小金の狩野松原」の地に法華堂を建てたのが起源と言われる。時を経て、曽谷教信の曾孫にあたる8世日福は、1441年に本堂を現在地に移した。

そして、地元の高城氏やその同族の原氏の支援を受けて寺は整備発展していく。高城氏が小田原征伐で改易されると、徳川家康5男の武田信吉が母の秋山夫人(家康側室の於都摩)とともに小金城に封じられる。

しかし、間もなく1591年に夫人は亡くなり、15世日悟が厚く葬ったことにより、徳川家からも篤く信仰された。まさしく、「三長三本」と呼ばれる日蓮宗の名刹である。

侍と花魁の舞踊ショーと「なりきり」文化体験

昨今、日本の伝統芸能に触れる体験は、訪日外国人の人気の的だ。和装体験をはじめ、忍者体験や歌舞伎鑑賞がその中心である。今回の舞踊ショーもこの客層をターゲットに企画された。ショーを体感するだけでなく、この古刹に触れることにも重きを置いている。

侍と花魁の舞踊ショーのラストシーン
侍と花魁の舞踊ショーのラストシーン

さすがに地域を代表する名刹だ。まず、朱塗りの仁王門の先には緑モミジが映える。赤と碧のコントラストがとても素晴らしい。予定されるこの先の公演は、徐々に色づく紅葉にも触れることとなる。

スタッフの方々の案内で境内の庭園を散策した後、舞踊ショーが開催される開山堂に向かう。会場入口に侍と花魁の姿が見える。既にここからショータイム、日本文化に触れる体験が始まっている。

即席ではあるが、畳敷きの会場には家紋を表した格天井が目を見張る。ほどなく、音楽に合わせた美しい衣装の早変わりのショーが始まった。30分ほどのショーは、息つく間もなく終了した。

そして、文化体験はこれからが本番。

お客様自身が「助六」と「花魁」の衣装を纏う時間となる。「花魁道中」「吸いつけ煙草」といった所作のレクチャーを受け、お客様それぞれが順番に体験していく。最初は照れているお客様だが、徐々に慣れてくると大胆に舞っている。一方、予想していたよりも衣装が重たい。その驚きを隠せないお客様は、楽しみながら演じ日本文化に触れているようだ。

そして、舞が一巡すると歌劇団の皆さんとの記念撮影となり、お開きとなった。

レプラカンとは

夏輝レオンさんとゆふきれいさんが、国内のレビューチームから独立し立ち上がった「レプラカン歌劇団」。その名前は「宝物をたくさん持った妖精」を意味する。日本舞踊や洋舞に歌を加えた華やかなステージは、息を飲むほどの華やかさだ。

これまで、国内の有名ホテルでのショーをはじめ、イベントを作り上げてきた。また、台湾やフィリピン、イタリアなどでも定期公演を行い、豪華客船のステージに立ったこともある。そして、加賀屋を舞台に、和倉温泉の夜を彩ってきた。しかし、能登半島地震に遭遇し被災する。

新型コロナウイルスや能登半島地震と、観光業全体が瀕死の重傷を負った。しかし、彼女たちは、失意の人々に笑顔を取り戻してもらうことこそ、私たちの使命と悟った。そのため、震災復興支援公演をいち早く実践してきたのだ。

今般の本土寺での公演は、右肩上がりの訪日外国人に、本当の日本の良さを体感いただくための新たな取り組みだ。9月から12月まで、あと7回を残す。

是非とも、名刹境内の日本庭園を愛で、舞踊ショーという日本文化に触れる。徐々に染まる日本の秋も同時に体験できるショータイムを共有してはいかがだろうか。

引き続き、応援していきたい。

予約等、詳しくはレプラカン歌劇団のホームページの参照いただきたい。

また、2020年「本土寺」での公演の映像は、Youtubeで閲覧できる。

(これまでの特集記事は、こちらから) https://tms-media.jp/contributor/detail/?id=8

取材 中村 修(なかむら・おさむ) ㈱ツーリンクス 取締役事業本部長

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