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HERO’s Labo、石川・輪島でいしる漬け体験 地域の食文化を次世代へ

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能登の食文化継承に取り組むHERO's Labo(石川県能登町)は9月23日、能登半島地震と豪雨災害で被災した郷土料理店や魚醤生産者と連携し、食育ガストロノミー企画「NOTO FOOD HERO's TABLE PROJECT」を石川県輪島市で開催する。能登地域の親子ら計40人を無料で招き、伝統魚醤「いしる」の漬け込みや郷土料理を取り入れたカレーを通じ、地域の食文化を次世代へ伝える。

同企画では、被災後に再起した舳倉屋とのときちを会場とし、子どもたちが地域の食の担い手と直接交流する。地震後に減少している郷土料理や伝統食材に触れる機会を設け、能登の文化への理解と誇りを育むとともに、仮設店舗から事業再建を進める両店の現状を広く発信する。

いしる漬けと郷土料理で食文化を体感

プログラムは、舳倉屋売店でのいしる漬け体験と、のときちでのコラボスパイスカレーの提供・交流で構成する。いしる漬けは小中学生が参加し、保護者は見学、移動には専用マイクロバスを用意する。

夕食では、舳倉屋とさすらい食堂が開発した「いしる干しイカカレー」に、のときちの郷土料理を組み合わせた限定ワンプレートを提供する。料理を味わうだけでなく、生産者や料理人の仕事と思いに触れ、伝統食材が料理へ生かされる過程を五感で学ぶ内容とする。

被災した2店が仮設店舗から再起

舳倉屋(石川県輪島市)は、能登伝統の魚醤いしると加工品を手掛ける。地震とその後の豪雨で工場や売店が大きな被害を受けたが、クラウドファンディングによる支援も受け、コンテナハウスの店舗で再起を進めている。

輪島郷土料理店のときち(石川県輪島市)は、三代目店主の坂口竜吉氏が営む。地震で店と住居を失った後も、炊き出しや出張料理を通じて食の交流の場をつくり、クラウドファンディングの支援を受けた仮設店舗で営業再開を目指している。

企画・運営を担うさすらい食堂(愛媛県松山市)は、食と旅を軸に地域と人を結ぶガストロノミー企画を展開する。今回は、被災から再起を図る2店と連携し、復興の歩みと能登の食文化を一つの体験として伝える。アルスノヴァ国際創作料理賞が特別後援する。

能登の親子ら40人を無料招待

開催は2部制で、第1部が午後3時〜6時、第2部が午後4時〜7時。いしる漬け体験と夕食に参加する枠では、能登半島側にあたる宝達志水町以北に住む小中学生を各回6人と保護者、夕食のみの枠では同地域の住民を募る。定員は両枠を合わせて40人、各回20人で、参加費は無料だ。

応募は専用フォームで9月11日午後11時59分まで受け付ける。応募者多数の場合は抽選となり、いしる漬け体験を含む枠の結果は9月13日までに通知する予定だ。

食の担い手と子どもを復興の先へつなぐ

主催するHERO's Laboは、能登町出身・在住の小川勝則代表が、復興と次世代育成を軸に活動する団体だ。同企画を、地震を乗り越えて未来へ挑む食の担い手と子どもたちが直接触れ合う場に位置付ける。

自然の恵みや復興への思いを体験と味覚で伝え、子どもたちが能登の食文化を受け継ぐきっかけをつくる。被災事業者の現在と地域が一体となって復興を進める姿を発信し、応援の輪を広げる考えだ。

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