学び・つながる観光産業メディア

楽天×岸和田市、「だんじり祭」起点に関係人口拡大 「ふるさと住民登録制度」社会実装へ

コメント

楽天グループは、大阪府岸和田市と連携し、総務省が創設を目指す「ふるさと住民登録制度」の社会実装に向けた取り組みを開始した。旅行体験予約サービス「楽天トラベル観光体験」で、「岸和田だんじり祭」の観覧と地域文化を組み合わせた体験プランを販売。祭りへの来訪を入り口に、地域への理解や継続的な関わりを生み出し、「ふるさと住民」の登録や関係人口の拡大につなげる。

今回の取り組みは、楽天が2025年9月に設立した「ふるさと住民応援コンソーシアム」の一環。岸和田市は2026年3月から同コンソーシアムに参画している。

「岸和田だんじり祭」を地域との接点に

販売するのは「もっと楽しむだんじりラボ~ふるさと住民サロン~」。迫力ある「やりまわし」を場所取りせずに観覧できる「だんじり観覧席」と、岸和田の特産品や祭りのライブ映像を楽しめる「だんじりラボ」を組み合わせた体験プランとなる。イベントは9月19、20日に実施。「だんじり観覧席」はTryHard Japanが提供し、山側のベンチ席からパレードや午後の運行を観覧できる複数の時間帯を設定する。

「だんじりラボ」は岸和田市立公民館・中央地区公民館4階多目的ホールに設置。地域の特産品を味わいながらゆっくり過ごせるスペースを用意し、大型モニターで「岸和田だんじり祭」の生中継も楽しめる。「だんじりラボ」のみを利用するプランも販売する。

観光客から「継続的に関わる人」へ

今回の狙いは、祭りを一度訪れて終わる観光ではなく、その後も地域に関わる人を増やすことにある。「ふるさと住民登録制度」は、実際に居住していなくても、継続的に関わりたい自治体を自ら選んで登録できる仕組みとして総務省が創設を目指している。居住地以外の自治体に「ふるさと住民」として登録し、地域情報や行政サービスなどを受けられる仕組みが検討されている。

楽天と岸和田市は、だんじり祭をきっかけに地域文化を知ってもらい、地域活動への参加など次の行動へ段階的につなげることで、「観光客」から「地域と継続的に関わる人」への関係深化を図る。

「楽天トラベル観光体験」を地域との接点づくりに

楽天トラベル観光体験では、国内外のテーマパークやイベント、アクティビティ、現地ツアー、レストランなどの予約商品を提供している。

楽天は今回、こうした旅行・体験予約のプラットフォームを、地域への送客だけでなく、関係人口を生み出す接点として活用する。今後も取り扱いエリアや商品の種類を広げ、自治体との連携を通じた地域活性化策を順次展開する考えだ。

祭りや観光体験をきっかけに地域を知り、再訪や地域活動への参加、さらに「ふるさと住民」登録へとつなげる今回の試みは、「交流人口」から「関係人口」への転換を具体化する取り組みとして注目される。

「もっと楽しむだんじりラボ」概要

実施日は9月19、20日で、時間はいずれも午前9時~午後5時30分。「だんじり観覧席」と「だんじりラボ」のセットプランのほか、「だんじりラボ」のみのプランを用意する。観覧席付きプランは観覧日の2日前まで予約を受け付ける。「だんじりラボ」は岸和田市立公民館・中央地区公民館4階多目的ホールで実施する。

※サムネイルは、岸和田だんじり祭・イメージ(提供:TryHard Japan)

/
/

会員登録をして記事にコメントをしてみましょう

おすすめ記事

/
/
/
/
/