高校時代に買ったランボオ詩集を、今も捨てられずに本棚へしまってある。ふと思い> 出して手に取るのは、不思議といつも秋の初めだ。夏から秋へと季節が移る空気が、 心のどこか柔らかな場所をそっと刺激するのだろう。当時は中原中也やランボオに夢中になり、自分も詩人になったような気分で夜の街を歩き、酒を飲んでいた。ページ をめくるたびに、気恥ずかしくも瑞々しかった十代後半の自分が鮮やかによみがえり、 一瞬であの頃へ戻っていく。
高校時代に買ったランボオ詩集を、今も捨てられずに本棚へしまってある。ふと思い> 出して手に取るのは、不思議といつも秋の初めだ。夏から秋へと季節が移る空気が、 心のどこか柔らかな場所をそっと刺激するのだろう。当時は中原中也やランボオに夢中になり、自分も詩人になったような気分で夜の街を歩き、酒を飲んでいた。ページ をめくるたびに、気恥ずかしくも瑞々しかった十代後半の自分が鮮やかによみがえり、 一瞬であの頃へ戻っていく。