兵庫県福崎町は9月11、12日の2日間、東京・池袋の「AZLM TOBU池袋店」で、町制70周年を記念した「兵庫県福崎町フェア」を開催している。特産のもちむぎや「妖怪のまち」を象徴するキャラクター「ガジロウ」などを通じて町の魅力を発信するほか、来場者アンケートを実施。首都圏で得た反応を今後の観光コンテンツづくりやインバウンド誘客に生かす。
会場は東武百貨店池袋店内で、JR・東武東上線の池袋駅北改札からすぐ。12日は午前11時~午後7時で開催する。

もちむぎと「妖怪のまち」を池袋で発信
福崎町は、日本民俗学の父とされる柳田國男の生誕地で、「妖怪のまち」としても観光振興に取り組んでいる。
池袋の会場では、特産品のもちむぎを使った麺やスープ、精麦、コーヒー、煎餅などを販売。一部商品の試食も行う。妖怪関連では、ガジロウのプラモデルやアクリルスタンド、風呂敷、漫画、河童をモチーフにした商品などをそろえる。商品購入者には、もちむぎ精麦をプレゼントする。
観光PRブースでは、柳田國男に関するパネルや町内の観光スポットを紹介。12日正午にはガジロウも会場に登場し、福崎町の地域資源を首都圏の来街者に直接アピールする。

アンケートを今後のインバウンド施策へ
今回の出展では、商品の販売や観光情報の発信だけでなく、来場者を対象としたアンケートにも力を入れる。妖怪やガジロウ、もちむぎ、柳田國男など、福崎町のどの資源に興味を持つのかに加え、どのような体験があれば町を訪れたいか、旅行先を選ぶ際に必要な情報などを調べる。
結果は、今後のインバウンド向け観光コンテンツの造成や情報発信、町への誘客施策に活用する考えだ。妖怪文化や民俗学、地域の食などをどのように組み合わせれば、国内外の旅行者に選ばれるコンテンツになるのかを探る。
池袋という多くの人が行き交う場所で反応を把握することで、単なる物産展にとどまらず、福崎町を「知る」段階から実際の来訪へつなげるマーケティングの機会とする。
首都圏で接点広げ、実際の来訪へ
福崎町は、妖怪をモチーフとした観光資源や柳田國男ゆかりの歴史・文化、もちむぎなどの食を持つ。一方、首都圏や海外からの誘客を広げるには、こうした資源を旅行者に分かりやすい体験や周遊コンテンツとして届けることも重要になる。
同町は9月12、13日には、幕張メッセで開催される「全国ご当地おすそわけマルシェ in ちば」にも出展する。池袋と幕張で福崎町との接点をつくり、町制70周年を機に首都圏での認知拡大を図る。
池袋で集めた来場者の声を、今後どのように商品造成やインバウンド向けの体験づくりへ反映し、実際の福崎町への誘客につなげていくかが次の展開となる。