学び・つながる観光産業メディア

住友林業、GREEN×EXPO 2027英国出展区画に木造施設を建設 BF構法を採用

コメント

住友林業は、2027年3月19日から9月26日に神奈川県横浜市で開催される「2027年国際園芸博覧会(GREEN×EXPO 2027)」で、英国出展区画の木造施設を設計・施工する。同社独自のビッグフレーム(BF)構法を採用した木造平屋建てで、開放感と木質感あふれる空間を提供する。「にぎわい創出プロジェクト」のブロンズパートナーとして建設に協賛する。

英国庭園文化の第一人者が庭園を手がける

同施設は、住友林業の木造事業用建築ブランド「THE FOREST BARQUE」でBF構法を採用した木造平屋建てだ。運営および造園は、英国政府から委託を受けた「蓼科高原 バラクラ イングリッシュガーデン」(光和創芸)が担当し、ガーデンデザインは日本における英国庭園文化の第一人者であるケイ山田氏が担う。2026年10月着工、2027年1月竣工予定で、延床面積は77.84平方メートルとなる。

木造建築で脱炭素に貢献

同施設の特長は、木造建築ならではの環境性能にある。BF構法は大断面の柱と梁を金属同士のメタルタッチで強固につなぐことで高い耐震性を実現し、大空間・大開口で間取りの制約が少ない開放感のある空間を提供する。

構造材や内装材にも木材を積極的に使用する。木造建築は鉄骨造やRC造に比べ、建てるときのCO₂排出量を削減できるうえ、木は吸収したCO₂を炭素として内部に貯蔵するため、建築後も長期間固定し続けて脱炭素化に貢献する。勾配天井で木造の小屋組みを現しにするなど、木質感あふれる温かみのあるデザインとした。

英国庭園内には、同社グループ会社が生産したユーカリを使ったチェアやテーブルなどのガーデン家具を設置する予定だ。来場者の滞在性向上とにぎわいづくりにつながる空間を、木造建築の技術と知見を生かして実現する。

「木」を軸にした事業展開の一環

2027年国際園芸博覧会は、「幸せを創る明日の風景」をテーマに、2027年3月19日から9月26日までの192日間、横浜市の旧上瀬谷通信施設地区で開催される。世界各国・国際機関が参加し、花や緑、農、食、環境技術を通じて未来社会を提示する国際博覧会だ。

住友林業グループは、森林経営から木材建材の製造・流通、木造建築の請負、木質バイオマス発電まで「木」を軸とした事業をグローバルに展開している。同博覧会では、Craft Villageに住友林業館「ひゃくの森」を出展するほか、グループ会社の住友林業緑化が花・緑出展「未来への出航」を出展するなど、複数の形で関わる。

住友林業グループは2022年に英国現地法人を設立して英国不動産市場に進出しており、木造オフィスの開発や「奇跡の一本松」後継樹の種子の英国キュー王立植物園への寄贈など、英国との関係を深めている。

/
/

会員登録をして記事にコメントをしてみましょう

おすすめ記事

/
/
/
/
/