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日本自然保護協会、グラウンドワーク三島に自然保護大賞 三島で授賞式

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日本自然保護協会は11月7日、優れた自然保護・生物多様性保全活動を表彰する「日本自然保護大賞2026」の授賞セレモニーを静岡県三島市で開く。大賞の教育普及部門を受賞したグラウンドワーク三島をたたえる。式に先立ち、午後1時00分から受賞対象となった活動地を現地視察する。

セレモニーは午後3時00分から午後4時30分まで、グラウンドワーク三島の事務局で行う。選考委員長で同協会理事長の土屋俊幸氏らが出席し、賞状と盾の授与に続いて、グラウンドワーク三島の渡辺豊博専務理事が活動を報告する。

34年かけて「水の都・三島」の水辺を再生

受賞テーマは、汚れた「水の都・三島」の自然環境を地域協働で再生・保護し、「水と緑の自然保護ネットワーク」を創造した取り組みだ。三島市では1960年代の産業活動の活発化に伴う地下水のくみ上げにより水辺環境が悪化し、市内最大の湧水河川である源兵衛川はごみが捨てられる汚れた川になっていた。

故郷の原風景を取り戻そうと市民や団体が結集し、英国で始まった環境再生活動「グラウンドワーク」を日本で初めて三島に導入。1992年に同団体を設立し、以来34年間にわたって市民やNPO、企業、行政との協働で75カ所の環境保全を続けてきた。

源兵衛川や松毛川、境川の3河川を中心に、希少種の生息環境の復元や樹木の植林を進め、生態系の循環・回廊性を広げてきた。その結果、絶滅危惧種のミシマバイカモやホトケドジョウが復活し、子どもが川遊びに興じ、ホタルが乱舞する水辺環境がよみがえった。人材育成とともに観光交流客数の増加にもつながり、自然保護を起爆剤としたにぎわいのまちづくりが進んでいる。

自然保護憲章40周年を機に創設

日本自然保護大賞は、自然保護憲章制定40周年にあたる2014年に創設された。地域性や継続性、先進性、協働性の観点から、優れた自然保護活動・生物多様性保全活動を表彰している。優れた活動を広く知ってもらうことで、SDGsやネイチャーポジティブの実現に向けた自然保護を推進する力にする狙いだ。

同協会は1951年創立で、国内で最も歴史のある自然保護団体の一つ。尾瀬の自然保護を皮切りに、屋久島や小笠原、白神山地などでも活動を続け、世界自然遺産登録の礎を築いてきた。「自然のちからで、明日をひらく。」を掲げ、人と自然がともに生きる社会を目指している。

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