東京・ビッグサイトで開催されたツーリズムEXPOジャパン2026(9月24日~27日)に出展会場で、エジプトのシェリフ・アティア観光・考古大臣に同国観光の魅力を語ってもらった。
——エジプト観光の魅力はどんなところでしょうか?
シェリフ・アティア大臣(以下大臣) エジプトの伝統的な観光イメージは、ルクソール神殿やピラミッドなどに限られています。しかし、エジプトは、こうした遺跡だけではありません。地中海と紅海の美しい海岸でのマリンアクティビティのほか、宗教的遺跡など多様な歴史や文化も含めてアピールしていきたいと思います。

——具体的にはどんな観光スポットがあるのでしょうか。
大臣 まず自然についてです。北側に位置する地中海と東側の紅海にはそれぞれ美しいビーチがあります。シュノーケリングなどのマリンスポーツが楽しめます。また、自然と触れ合うことができるキャンピング、砂漠のアドベンチャーも体験してみてください。
歴史的な見どころとしては、エジプト全土に25カ所の遺跡が点在します。エジプトはイスラム教の国ですが、イスラム教だけではなくユダヤ教、キリスト教の宗教遺跡もあります。カイロのほかにも、見どころが多い。繰り返しますが、それが多様性に富むエジプト観光です。ぜひ異文化に触れてください。歴史や暮らし、エジプト料理などを体で味わうことによって多彩な体験ができるでしょう。エジプト国内は飛行機で1時間も飛べば、古代遺跡のある土地から美しい海岸に移動できるのです。
日本人観光客は8万2000人 カイロ直行便増を目指したい
——日本人の観光客の動向はどんなものでしょう?
大臣 2025年は約1900万人の外国人観光客を受け入れました。そのうち、日本人は8万2000人にすぎません。今後は、関係するパートナーたちと協力して、どのようなターゲットの日本人客を増やしたいかと検討したいと思います。
——日本人の観光客を増やすための対策を聞かせください。
日本とエジプトは両国ともに古い歴史を有する国で、友好関係にあります。そうした日本の方々にもっとエジプトを訪れてもらうために、現在毎週2便飛んでいるエジプト航空の成田からの直行便を毎日就航するよう目指したいと思っています。
——中東情勢により影響は出ていますか? 日本人はエジプト国内の治安も気にします。
大臣 確かに中東戦争は深刻な問題ですが、欧米を中心に4%ほど観光客が増えています。国内の治安は問題ありません。安心してください。
——最近のエジプト観光のトピックがあれば教えてください。
大臣 2025年11月、カイロ郊外のギザに大エジプト博物館がオープンしました。開館8ヶ月で300万人の入館者が訪れました。年間の目標は500万人です。ここを訪れればエジプトの歴史や文化を知ることができます。