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鳥羽・相差DMO、宿泊税で共同送迎 自治体向け視察を受け入れへ

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相差(おうさつ)海女文化運営協議会(三重県鳥羽市、相差DMO)と鳥羽商船高等専門学校発の企業エザキラボは10月27日、2027年1月から自治体や観光協会などを対象に「相差モデル視察ツアー」を受け入れると発表した。鳥羽駅から宿泊地までを結ぶ二次交通をテーマに、宿泊税を活用して各宿の送迎を共同化した経緯と、座席予約の仕組みを現地で紹介する。

各宿の個別送迎から共同運行へ

海女文化が根付く相差町には約40軒の旅館・民宿が集まり、海女小屋での食事などを体験できる。小規模な宿も多く、宿泊客を迎えるたびに各宿が片道約30分かけて鳥羽駅まで車を出していた。駅と町を結ぶ交通手段を地域で確保することが長年の課題だった。

相差DMOは一時的な補助金に頼らず運行を続けられるよう、鳥羽市の宿泊税を財源に充てた。7月16日から鳥羽駅と相差漁港を結ぶ無料バス「相差海女シャトル」の運行を始めた。相差町と周辺の宿泊客を対象に、定員21人のバスが午前と午後に各2往復する。各宿は送迎に使う便の座席を、宿泊客に代わって予約する。

各宿が使う「相差海女シャトル予約システム」は、市販システムの導入にかかる費用を抑えるため、相差DMOとエザキラボが独自に開発した。

自治体からの打診を受け、視察ツアーを企画

共同運行の取り組みが報道された後、駅から先の交通手段や運行財源、予約システムの導入費に悩む各地の自治体やDMOから問い合わせや視察の打診が寄せられた。これを受けて両者が視察ツアーを企画した。

参加者はシャトルに往復乗車する。相差DMOは宿同士の共同運行に至る経緯や運営上の工夫を説明し、エザキラボは座席を予約する操作を実演する。それぞれ約1時間で、他地域での導入に向けたシステムの変更についても相談を受ける。

基本料金は10人までの1団体につき4万円(税別)。海女小屋での昼食や、地元で「石神さん」と呼ばれる神明神社のガイド、宿泊は別料金で申し込める。ツアーは10月27日の発表時点で予約を受け付けている。

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