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ゼロエミッションが「スポGOMI in八王子」を開催 約65kgのゴミを回収

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ゼロエミッションは5月9日、エコタウン八王子大和田店を会場に「スポGOMI大会(in八王子)」を開催した。チームを組んでゴミ拾いの質と量を競う日本発祥のスポーツ「スポGOMI」に、24チーム・90人近くが参加。制限時間60分で指定区域を巡り、約65.29kgものゴミを回収した。

地元企業との連携や廃材を活用したアップサイクルメダルの贈呈など、環境美化にとどまらない地域創生のモデルとして注目されている。

スポーツとゴミ拾いを掛け合わせた「地球に優しいエコスポーツ」

スポGOMIは、あらかじめ定められたエリア内でチームが協力しながら制限時間内にゴミを拾い、その質と量で獲得ポイントを競う競技だ。日本発祥のスポーツとして国内外に広まっており、楽しみながら社会課題に向き合える取り組みとして各地で注目を集めている。

ゼロエミッション代表取締役社長 永長氏

ゼロエミッションの永長社長は開催の背景について、「豊かな自然環境を後世に残したいという思いがあり、他地域でのスポGOMI大会に参加した際、チームで楽しみながら街をきれいにしていく取り組みに感銘を受けた」と語る。自然豊かで温かな人々が暮らす八王子の街で、住民とともに地域を美しくする機会を創出することが、大会の大きな目的だった。

地元企業との共創が広げる地域創生の輪

大会は、八王子市内の地元企業との連携によって運営された。廃棄物収集を50年以上手がける完山金属は、普段街を走るゴミ収集車(パッカー車)を会場に展示した。参加者が実際に乗車したりスイッチを操作したりする体験コーナーを設け、廃棄物処理の仕組みを市民が肌で感じる機会を提供した。

完山金属のゴミ収集車が会場に展示。集められたゴミはゴミ収集車により搬出された。

木製品の企画・製造を手がけるkitokitoは、上位入賞チームへの木製メダルを制作した。同社は就労継続支援B型事業所として障がいのある人の働く場を提供しており、子供たちに木の文化を伝える「木育」活動にも取り組んでいる。

廃材が生まれ変わるアップサイクルメダル

上位チームに贈られた木製メダルには、リユース事業を展開するゼロエミッションならではのアップサイクルの発想が込められている。

メダルの裏面には「青い空、きれいな水、豊かな緑を未来に残したい」というメッセージが刻まれ、紐部分にはCDやキーボードの基板、着物の帯紐など廃材が活用された。企業から出る廃棄物を価値あるものとして再生し、地域の参加者に還元するこのサイクルは、循環型社会の推進を体現した取り組みだ。

上位チームに贈られた木製メダル

参加者の声が示す地域への広がり

参加した市民からは「このスポGOMIを自分たちの地域でもやらせたい」という声が上がり、取り組みが新たな地域へと波及する兆しも見えている。

参加者が集めたゴミは計量され、重量、ゴミの種類により点数がつけられる。

ゼロエミッションは毎月第2木曜日に八王子駅前や神奈川県内の大和駅・武蔵小金井駅周辺でボランティア清掃活動を継続して実施している。「ゴミを拾う」という個人の小さな行動をスポーツとして昇華させ、企業、福祉事業所、市民を巻き込んで地域への愛着を育てていくこの取り組みは、これからの地域創生の一つの形として期待を集めている。

寄稿者:東京山側DMC 地域創生マチヅクリ事業部 西川佳克(にしかわ・よしかつ)

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