日本旅行は5月21日、退職者を再雇用する「アルムナイ採用」を本格始動すると発表した。あわせて、退職者との継続的なつながりづくりを目的とした独自プラットフォーム「AlumLink(アルムリンク)」を開設した。辞めても観光業界のファンとして関わり続けられるプラットフォームを目指す。
同社は、人材価値を最大限に発揮し、時代変化に柔軟に対応できる組織運営を目指し、退職者向け制度を再整備。観光業界全体で人手不足が深刻化する中、業界経験者を再び戦力として活用する仕組みづくりを進める。
「AlumLink」では、日本旅行の最新情報閲覧に加え、再雇用エントリーやスポットワーク応募が可能。退職後も継続的に企業と接点を持てる環境を整える。登録対象は、過去に日本旅行で勤務経験のある正社員・契約社員(条件あり)。
観光業界全体への展開も視野
同社は今後、自社採用にとどまらず、旅館、ホテル、旅行会社など観光業界全体でアルムナイ人材を相互活用できるプラットフォーム化を目指す。
将来的には、アルムナイ採用を行う企業が会員登録できる機能も追加予定。現在働く企業で得たノウハウを活かした異業種連携や、人材交流促進にもつなげたい考えだ。
Phase制で段階的に拡大
構想では、Phase1として日本旅行社内向けアルムナイシステムを構築。その後、他社展開、最終的には観光業界全体への展開を目指す3段階構想を描く。
観光業界では、繁閑差や人材流動化を背景に、退職者ネットワークを活用したアルムナイ採用への注目が高まっている。