学び・つながる観光産業メディア

関東運輸局、「Edo Shogun Roads」初代アンバサダーにMiss SAKE

コメント

関東運輸局は7月17日、「Edo Shogun Roads(江戸街道)」の第1号アンバサダーに2026 Miss SAKEの5人を任命し、都内で就任式を開催した。江戸街道沿いに点在する歴史や文化、日本酒、食などの魅力を国内外へ発信し、東京から地方への周遊観光や宿泊促進につなげる。

今回任命されたのは、2026 Miss SAKEグランプリの長瀬志珠さん(福島)、準グランプリの横尾ちよみさんのほか、加藤つぐみさん(千葉)、矢作明子さん(埼玉)、山﨑万央さん(新潟)の5人。Miss SAKEは、日本酒を切り口に日本文化や地域の魅力を世界へ発信する親善大使として活動しており、今後は江戸街道沿いの酒蔵や食、歴史文化などを紹介する記事や映像制作、SNS発信、観光プロモーションイベントへの参加などを担う。

長瀬志珠さん(左)と藤田局長
長瀬志珠さん(左)と藤田局長

「点」から「線」「面」への周遊観光を推進

就任式で関東運輸局の藤田礼子局長は、「Edo Shogun Roads」は五街道や脇往還を活用した広域観光プロジェクトであり、東京を起点とした日帰り観光から、街道沿いを巡りながら宿泊する「線」の旅行、さらに複数の街道を巡る「面」の旅行への転換を目指すと説明。酒蔵や温泉、庭園、宿場町など地域資源を結び付けることで、地方での滞在時間や消費額の拡大につなげる。

また、「Edo Road」では歴史的なイメージが伝わりにくいことから、「将軍」の名称を加えた「Edo Shogun Roads」へ変更し、本年度から本格的な海外プロモーションを開始したと紹介。世界的にも認知度の高い「SHOGUN」を前面に打ち出すことで、海外旅行者にも分かりやすいブランドを目指す考えを示した。

「日本の誇る宿場町の魅力を世界へ」

アンバサダーを代表して挨拶した長瀬志珠さんは、「私たちMiss SAKEは日本酒や日本文化の魅力を国内外へ発信してきた。今後は江戸街道沿いの歴史や文化、その土地ならではの魅力を世界へ伝えていきたい」と抱負を述べた。質疑応答では、「江戸時代の美しい宿場町が今も残っていることは日本が誇るべき魅力であり、多くの海外の人に知ってもらいたい」と語った。

初代アンバサダーに選ばれたMiss SAKEの5人
初代アンバサダーに選ばれたMiss SAKEの5人

「点」から「線・面」へ 地方滞在と消費拡大を目指す

質疑応答では、「Edo Shogun Roads」のブランド戦略やインバウンド誘客の考え方について質問が寄せられた。

藤田局長は、海外旅行者が東京を拠点に周辺観光地を日帰りで訪れるケースが多い現状を課題に挙げ、「街道沿いには宿場町や酒蔵、温泉、庭園など魅力的な観光資源が数多くある。途中で宿泊しながら巡る『線』や『面』の旅へ転換し、地方での滞在時間や消費額の拡大につなげたい」と説明した。また、現在、自治体や民間事業者と連携して広域観光戦略を策定しており、年内をめどに具体的な方針を取りまとめる考えも明らかにした。

また、「Edo Shogun Roads」という名称については、「Edo Roadでは海外旅行者に歴史的なイメージが伝わりにくい」として、「SHOGUN」の知名度を生かしたネーミングに変更した経緯を説明。酒蔵ツーリズムが「伝統的酒造り」のユネスコ無形文化遺産登録を追い風に注目を集める中、日本酒や日本文化の発信実績が豊富なMiss SAKEを初代アンバサダーに起用したと述べた。アンバサダーの任期は1年間で、双方合意の上で更新する予定。

取材 ツーリズムメディアサービス代表 長木利通

/
/

会員登録をして記事にコメントをしてみましょう

おすすめ記事

/
/
/
/
/