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四万温泉に2室だけの宿「くすしき」開業 宿泊料金は宿泊者が決める「こころ値」

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群馬県・四万温泉で旅館を運営する柏屋グローバルグループは8月11日、2室だけの宿「四万温泉 くすしき」を開業する。コンセプトは「宿る感覚が、目覚める感覚。」。山や自然の中で過ごす時間を通じ、自分自身の感覚を取り戻す滞在を提案する。期間・部屋数限定で、宿泊者自身が体験に対する金額を決める独自の料金制度「こころ値」も導入する。

「山と自分が重なる場所」をテーマに

「くすしき」は、四万温泉が古くから育んできた、山とともに暮らす人々の感覚に着目した宿泊施設。自然の中での滞在を通じ、日常生活の中で薄れがちな「自分の身体で感じる力」を少しずつ取り戻してもらうことを目指している。

宿は2室のみで、華美な設備やサービスを加えるのではなく、山の風景や自然との距離の近さそのものを滞在価値として打ち出す。

同社は、日々多くの情報に触れ、さまざまな選択を重ねている人や、他人の基準ではなく自分自身の感覚を大切にしたい人、この場所でしか得られない時間を求める人などに利用してほしいとしている。

宿泊者が料金を決める「こころ値」

大きな特徴となるのが、宿泊者自身が支払額を決める「直感式」の料金制度だ。対象となる宿泊では、チェックアウト時にあらかじめ決められた宿泊料金を設定せず、滞在中に感じた体験の価値をもとに、宿泊者自身が金額を決めて支払う。

柏屋グローバルグループでは、この仕組みを「感じたものを支払う」という考え方から「こころ値」と名付けた。山や自然の中で過ごした時間を、価格という外部の基準ではなく、宿泊者自身の感覚で捉えてもらう試みとなる。

「こころ値」は10月20日まで、部屋数限定で実施する。通常料金は1人7万5000円から。

四万温泉で新たな滞在価値を提案

「くすしき」を開業する柏屋グローバルグループは1950年創業。群馬県中之条町の四万温泉を拠点に宿泊事業を展開している。

今回の新施設では、観光地を巡ることや宿の設備を楽しむことだけではなく、自然の中に身を置き、自分自身の感覚と向き合う時間そのものを旅の目的として提案する。

宿泊料金を利用者に委ねる「こころ値」も含め、従来の温泉旅館とは異なる滞在価値をどのように旅行者へ届けていくかが注目される。

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