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南都グループが「ガジュマル記録プロジェクト」を始動、フォトブック制作へクラウドファンディング開始

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設立55周年を迎えた南都グループは、沖縄各地のガジュマルと人々の記憶を一冊にまとめる「ガジュマル記録プロジェクト」を立ち上げ、フォトブック制作に向けたクラウドファンディングを開始した。「沖縄の自然・歴史・文化の魅力を、観光を通して伝え、未来へ残す」という使命のもと、沖縄の原風景を記録として次世代へ手渡す。

一本一本に刻まれた人々の記憶

沖縄の風景の中に当たり前のように根を張るガジュマルは、集落の入口に立ち、御嶽や拝所のそばで人々の祈りを見守り、子どもの遊び場となってきた。一本一本のガジュマルには、その土地で暮らしてきた人々の記憶が刻まれている。

しかし近年、台風による倒木や開発、住環境の変化、語り継ぐ人の減少により、その風景は少しずつ失われている。失われるのは木だけでなく、その木の下で遊んだ思い出や地域の歴史、家族との時間といった「沖縄の記憶」も消えていこうとしている。同グループは、55周年の節目にできる恩返しとして、これらを記録に残すことを決めた。

20年以上ガジュマルを撮り続けた写真家と記録

同プロジェクトでは、20年以上にわたり沖縄各地のガジュマルを撮り続け、これまでに1,000本以上を記録してきた写真家・小町剛廣さんとともに、沖縄に残るガジュマルの姿を記録していく。ただ木を撮影するだけでなく、そのガジュマルとともにある人々の記憶や物語まで残すことを大切にしている。

プロジェクトの第一歩として、今年6月に県民から「記憶に残したいガジュマル」の情報を募集したところ、63件が寄せられた。場所や特徴だけでなく、幼い頃の思い出や地域で語り継がれてきた話など、多くのエピソードも集まった。

みんなと一緒に沖縄の原風景を未来へ

現在、小町さんがこれまで撮影してきたガジュマルと、寄せられた情報をもとに新たに撮影したガジュマルを、一冊のフォトブックにまとめる準備を進めている。フォトブックを制作し、より多くの人へ届けるため、クラウドファンディングを実施する。

同グループは「ガジュマルの情報を寄せてくれた人、応援してくれる人、完成した本を手に取ってくれる人など、さまざまな形で関わる皆さんと一緒に、沖縄の原風景と記憶を未来へ残すプロジェクトにしたい」としている。問い合わせはガジュマル記録プロジェクト(電話098-949-7430)へ。

投稿者:西川 佳克(にしかわ・よしかつ)TMS記者 / 株式会社東京山側DMC

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