JALと住友商事が共同出資するSoracleは、協業する米Archer Aviationが、空飛ぶクルマ「Midnight」の型式証明を国土交通省航空局に申請し、8月21日に受理されたと発表した。正式な審査プロセスが始まる。
型式証明は、航空機の設計が安全性や環境に関する基準に適合していることを国が証明する制度。航空機を商用運航するための重要な手続きとなる。
「Midnight」は、電動で垂直離着陸するeVTOLと呼ばれる機体で、パイロット1人と乗客4人の計5人乗り。最高速度は時速240キロ、航続距離は160キロで、全長約10メートル、翼幅約15メートル。
Soracleは2024年6月にJALと住友商事の合弁で設立。同年11月にArcherと戦略的関係構築に向けた基本合意書を締結し、「Midnight」を最大100機購入できる権利を取得している。大阪ベイエリアで全国に先駆けた商用運航を目指している。
大阪港のバーティポートを運航拠点、大阪ヘリポートを商用運航時の整備基地として活用する準備も進めている。機体開発や型式証明の取得状況を見ながら、2028年度以降の空飛ぶクルマの社会実装を目指す。