日本空港ビルデングは9月1日、羽田空港第1ターミナルの「北側サテライト施設」の供用を始める。1993年9月の第1ターミナル開業以来、約33年で初めての大規模な施設拡張となる。
北側サテライトは地上3階建てで、延床面積約2万1000平方メートル。24~29番の固定橋を備えた搭乗口6スポットを新設する。これまで航空機への搭乗や降機で使っていたバスによる移動を減らし、旅客の負担軽減を図る。
建物は羽田空港で初めて、鉄骨造と木造を組み合わせたハイブリッド構造を採用した。国産のカラマツやスギなど約1800立方メートル、樹木約1万本分の木材を使用。ゲートラウンジやコンコースなどの内装にもカバザクラ、スギ、ナラなどを使った。
施設内には往復計10基の動く歩道を設置するほか、最大4人乗りの自動走行モビリティ「iino」を無料で運行。航空機に搭乗する旅客向けの自動運転サービス「WHILL」の運行範囲も北側サテライトまで広げる。
26番ゲート付近には、22席のカードラウンジ「FOREST LOUNGE」もオープンする。羽田空港では初めてカフェと一体化したラウンジで、一般客もカフェのテイクアウトを利用できる。かつて空港で使われたフラップ式案内表示器をデジタルで再現したフライト案内表示も設置する。
北側サテライトでは太陽光発電で年間約53万キロワット時を発電し、施設で使用する電力約80%をまかなうとしている。