AI英会話サービス「スピーク」を展開するスピークジャパンは8月24日、法人向け英語学習ソリューション「スピーク for Business」で、職場で実際に使う英語コミュニケーションに特化した新たな2コースの提供を開始した。自己紹介や業務依頼などを学ぶ初級者向けと、会議や1on1などを想定した中級者向けを用意し、企業の実践的な英語人材育成を支援する。
同社によると、「スピーク for Business」は世界500社以上の企業・組織が導入し、平均アクティブ利用率は85%。AIとの対話による発話機会を増やし、「知っている英語」から「使える英語」への転換を目指す。
初級・中級向けに2コース
新たに追加したのは「職場コミュニケーションの基礎」と「自信を持った職場でのコミュニケーション」の2コース。
初級者向けの「職場コミュニケーションの基礎」では、自己紹介や業務の依頼、スケジュール調整など、日常的に発生する職場でのコミュニケーションを学ぶ。英語を使って業務を進めるための基礎力の習得を目指す。
中級者向けの「自信を持った職場でのコミュニケーション」では、会議での意見交換やプロジェクトの合意形成、上司・同僚との1on1などを想定。実際のビジネスシーンに近い会話練習を通じ、仕事で活用できる英語力を養う。
AIで発話機会を確保
サービス拡充の背景には、海外拠点との連携や外国籍社員との協働など、日本企業でも英語を使う機会が増える一方、研修で知識を習得しても実際の業務では話せないという課題がある。
従来の英会話研修では、受講人数や費用の制約に加え、テキスト中心の学習では実践的な発話機会を十分に確保しにくいケースもある。
「スピーク」は、「語学は勉強するものではなく、話すことで身につく」との考えに基づき、AIとの会話を中心に学習を設計。同社によると、利用開始から最初の7日間で平均1000文を発話する学習体験を提供しており、間違いを気にせず繰り返し会話練習ができる点を特徴とする。
法人向けでは、AIによる英会話レッスンのほか、実際のビジネスで使われる表現や専門用語、さまざまな業務シナリオに対応。管理者向けには社員の学習状況を確認できるポータルも提供している。
グローバル人材育成を支援
導入企業のデノラ・ペルメレックでは、英語学習で不足しやすい「話す機会」を補うことを目的に導入。AIを相手に繰り返しスピーキングを練習できる点などを評価し、2年目の契約も更新したという。
スピークジャパンのヤン・キンジュシェンコ日本法人代表は、日本企業では海外とのビジネス機会が広がる一方、「英語は理解できても、自信を持って話せない」という課題があると指摘。今回の2コースは実際の職場で起こるコミュニケーションを想定して設計したと説明し、AIによる発話量と継続しやすい学習環境を通じて企業のグローバル人材育成を支援していく考えを示した。