千葉商科大学(千葉県市川市)は9月26、27日、小学生が仮想都市の市民として仕事や納税、消費を体験する「第24回キッズビジネスタウン®いちかわ」を同大で開催する。参加定員を各日600人に拡大し、2日間で約1,200人を受け入れる。学生主体の運営を通じ、子どもにはビジネスの仕組みを学ぶ機会を、学生には職業体験プログラムを設計・運営する実践の場を提供する。
同イベントは「子どもたちがつくる、子どもたちの街」を掲げ、キャンパス内に仮想都市をつくる。参加する小学生は市民証を受け取り、仕事を探して働き、給料を受け取った後に税金を納め、残ったお金で買い物をする。労働から納税、消費までを一連の流れとして経験し、商業や社会の仕組みを楽しみながら学ぶ。
仕事から納税、消費までを一つの街で体験
子どもたちは、仮想都市の市役所で市民証を受け取った後、ハローワークで仕事を探して仕事カードをもらう。希望するブースで働き、市民証に記録された労働時間に応じて銀行から給料を受け取る。給料から税金を納め、手元に残ったお金を買い物に使う仕組みだ。
職業を体験するだけでなく、自分で仕事を選び、働いて得た収入から納税し、消費するまでをつなげている。子ども自身が街の市民として行動することで、仕事と暮らし、行政、経済の関係に触れる内容となる。
各日600人に拡大、YouTuberブースを新設
参加申し込みの受け付けはすでに終了している。24回目となる今回は、参加定員を各日600人に拡大し、2日間で約1,200人が来校する予定だ。子どもから人気の高い映像クリエイターを体験できるYouTuberブースを新たに設け、時代の変化に合わせた職業体験を展開する。
開催時間は両日とも午前10時〜午後4時で、雨天でも実施する。千葉商科大学地域連携推進センターが主催し、市川市教育委員会、松戸市教育委員会、江戸川区教育委員会が後援する。企業や行政、大学、高校、NPO法人も運営に協力する。
学生が運営と参加者の両面から企画を学ぶ
開催に向け、運営を担う学生は職業・社会体験施設「キッザニア東京」のワークショップに参加した。運営者と参加者の両者の視点から職業体験プログラムを学び、その成果を子どもが楽しみながら学べるブースづくりに生かす。
千葉商科大学は2003年から、学生を中心に地域の小学生向けビジネス教育として同イベントを続けている。今回も企画立案からブース運営までを学生が担う。子どもが社会と商業の仕組みを体験する場であると同時に、学生が地域や協力団体と関わりながら学びの場を設計する継続的な取り組みとなっている。