スピークジャパンはこのほど、法人向け英語学習サービス「スピーク for Business」で、職場での実践的な英語コミュニケーションに特化した新コース2種の提供を始めた。「職場コミュニケーションの基礎」と「自信を持った職場でのコミュニケーション」を追加し、英語を「知っている」状態から、仕事で「使える」状態への転換を支援する。
背景には、海外拠点との連携や外国籍社員との協働が増える一方、英語研修を受けても「実務では話せない」という企業側の課題がある。同社はAIとの対話を通じて発話量を確保し、実際の職場で使う英語を繰り返し練習できる環境を提供する。
初級は依頼や日程調整、中級は会議や1on1
「職場コミュニケーションの基礎」は初級者向け。自己紹介や業務の依頼、スケジュール調整など、日常的な職場コミュニケーションを中心に学ぶ。
「自信を持った職場でのコミュニケーション」は中級者向けで、会議での意見交換やプロジェクトの合意形成、上司・同僚との1on1など、実際のビジネスシーンを想定した内容とする。
同社によると、「スピーク」は利用開始から最初の7日間で平均1000文を発話する学習設計を採用している。AI相手のため、間違いを気にせず繰り返し練習できる点も特徴としている。
世界500社以上が導入、利用率85%
「スピーク for Business」は世界500社以上の企業・組織に導入され、平均アクティブ利用率は85%としている。
サービスでは、講師による動画と発声練習、ドリル形式のスピーキング、AIとの実践会話を組み合わせる。業界や状況に応じた独自の会話シナリオも生成でき、会議やプレゼンテーションの準備にも活用できるという。
企業の人事・教育担当者向けには、社員の学習進捗を確認できる管理者ポータルも提供する。利用状況の管理・分析に加え、学習者の追加やコンテンツのカスタマイズにも対応する。
「学んでも話せない」企業研修の課題に対応
導入企業のデノラ・ペルメレックは、AIとの対話によって「話す機会」を増やせる点を評価。特に初級~中級層が、気兼ねなく何度でもスピーキング練習できる点が活用につながっているとしている。
スピークジャパンのヤン・キンジュシェンコ日本法人代表は、日本企業では「英語は理解できても、自信を持って話せない」という課題が多いと指摘。今回の2コースを通じ、実際の職場で英語を使える人材の育成を支援していく考えを示した。