早稲田大学は9月18日、第26回「石橋湛山記念 早稲田ジャーナリズム大賞」のファイナリスト作品として、選考委員会の厳正な審査を経て12作品を選出したと発表した。最終審査結果は2026年11月中旬に発表され、表彰・贈呈式は12月3日に開催する予定だ。
154作品からテレビ・書籍・新聞など12作品を選出
今年度は、2026年4月14日から5月31日までの募集期間中に、154作品の推薦・応募があった。前回の144作品を上回る応募数となった。
選ばれた12作品は、テレビ番組や映画、書籍、新聞など多様な媒体にわたる。NHK BSスペシャル「戦後80年 僕の日本人助産師を探して」(房満満氏)や、NHKスペシャル「臨界世界『戦慄の占領地 “ロシア化”の実態』」、ETV特集「枯葉剤の傷痕を見つめて」、映画「黒川の女たち」(テレビ朝日取材班・松原文枝氏)などが並んだ。
新聞・書籍では、書籍「拉致 封印された真実」(高世仁氏ら)、福島民報の「復興検証〜震災・原発事故15年〜」、秋田魁新報の「コメ増産への農水省圧力問題」「戦争の記録を巡る一連の報道」なども選出された。
言論人の育成を目的に2000年創設
「石橋湛山記念 早稲田ジャーナリズム大賞」は、社会的使命・責任を自覚した言論人の育成と、自由かつ開かれた環境の形成への寄与を目的として2000年に創設された。翌2001年から毎年、社会文化と公共の利益に貢献したジャーナリスト個人の活動を発掘・顕彰してきた。
同賞は公共奉仕部門・草の根民主主義部門・文化貢献部門の3部門を設けている。各部門の大賞受賞者には正賞と副賞、賞金50万円を贈呈するほか、優秀賞を贈る場合もある。各部門の受賞者には、ジャーナリストを志す同大学生のための記念講座で講義してもらう予定だ。
選考は、ノンフィクション作家の梯久美子氏やジャーナリストの武田徹氏、The New York Times編集者のマーティン・ファクラー氏ら11人の選考委員からなる選考委員会が、中立公平な立場から審査した。