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国総研、つくば市小田で電動カート実証 3年目の歴史探訪ツアーで周遊支援

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国土技術政策総合研究所(国総研)は10月31日から、茨城県つくば市の小田地域で、低速の小型電動車「グリーンスローモビリティ(グリスロ)」を使った歴史探訪ツアーの実証運行を支援する。「筑波山麓秋祭り2026」に合わせた取り組みで、2024年の初導入から3年目を迎える。運行期間は11月8日までの土日・祝日と平日を含む計9日間で、雨天中止となる。

小田地域は、小田城跡や宝篋山をはじめ豊かな歴史・文化・自然資源が点在し、旧筑波鉄道廃線敷を活用したサイクリングコース「りんりんロード」も通る。一方で、地域内の移動手段の確保による観光の周遊性向上が課題となっており、グリスロでこの課題解決と地域活性化の両立を狙う。

参加者は初年度から倍増

実証運行は、運行主体の筑波山麓地域づくり協議会と小田地域振興協議会が担い、国総研は車両の貸し出しや運行協力、効果検証調査への技術支援を行う。初年度と2年目の小田歴史探訪ツアーでは、参加者アンケートで「周遊の身体的負担が少なく便利」「開放的で、ゆっくり、安全に、まちや自然との一体感が楽しめた」との評価を得て、参加者は1年目から2年目にかけて倍増した。

3年目の本年は、こうした実績を踏まえ、持続可能な地域活性化策としての課題検証と、デジタル技術を活用した利便性向上を進める。

グリスロカードやリアルタイム位置情報も

ツアー「グリーンスローモビリティに乗って小田歴史探訪」は事前申込制のガイドツアーで、午前の部と午後の部で各3時間程度。地元案内人とともに「小田城跡歴史ひろば案内所」を出発し、小田城跡や宝篋山小田休憩所、延寿院、龍勝寺、長久寺などを巡る。使用車両はヤマハ発動機の小型電動カート「AR-07」で、7人乗りの公道仕様だ。

グリスロは、時速20キロメートル未満で公道を走る電動の小型移動サービスを指す。環境にやさしく、仕切りや窓が少なく開放的で、細い街路も進める点が特長だ。本年はウェブのデジタルマップで車両のリアルタイムの位置情報や運行ルート、訪問予定先、フォトスポットなどを公開し、来訪者の利便性向上と地元の運行管理の効率化・安全運行を後押しする。

乗車体験の促進や地域周遊のきっかけづくりとして、小田地域限定デザインのオリジナル「グリスロカード」も配布する。詳細と申し込みは秋祭りの公式サイトに掲載している。問い合わせは国総研都市研究部(TEL029-864-2211)まで。

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