日本旅行は4月17日、キルギス共和国 労働・社会保障・移民省と、キルギス共和国国民の雇用創出および人材育成に関するパートナーシップ協定を締結した。共同ワークショップやセミナーの開催、日本語学習の促進、日本での就業機会拡大等、多方面での協力と持続可能なパートナーシップの構築を目指す。

日本旅行は、急増するインバウンド需要に対応するとともに、観光を中心とした様々な産業における労
働力不足という社会課題の解決に貢献するため、「グローバル人財活用推進事業」を展開している。旅行
業で培ってきたネットワークとノウハウを活かし、アジア諸国を中心とした優秀な外国人材の支援や育成に取り組んでいく。

これまでに、キルギス、ウズベキスタン、ベトナムの３ヵ国の大学、ならびにインドの政府関係機関と協定を締結してきたが、政府機関との協定締結は今回が初めて。協定の締結により、両国の企業、業界団体、政府機関等との専門的な交流が強化され、即戦力となる人材の確保が容易となる。

「本パートナーシップ協定の締結で、日本とキルギス共和国との間でさまざまな分野での協力体制が強化
される。キルギス人材の日本での就業機会が広がり、日本語教育や専門スキルの向上が図られることで、
両国間の人材交流が持続的に促進される。これらにより、観光業をはじめとした日本の慢性的な人手不
足を補い、日本産業全体の質の向上と持続可能な地域社会への貢献に寄与していく」と同社。